先日、外人さんと遊ぶと楽しいよバカでみたいな話を書いたわけですが、ここ最近で最も代表例としてふさわしい、とあるエピソードを紹介したい。

あたしはカオスなパーティーで遊ぶのを比較的楽しみにしているうえ、神話だか哲学だか、そんなのが入ればいいやくらいのつもりでルーレットを回すので、

  • 全言語選択
  • 途中参加チェックON

でルーレットを回すのをデフォルトとしています。まあみんなそうだよね。
あたしはメイン学者でありますので、そんなに条件緩めなくてもマッチングはすぐされるんですが、そういう問題じゃないんだ。わかるか。
外人さんときたら、たとえばモンクや場合は、プレイヤーはもはやトロールかなんかなのかもと思わされるくらい酷いのに遭遇するし、リューサンも基本的に同じ。ナイトは変なセリフ付きマクロを垂れ流すやつがたまにいますが、まあかわいいものです。
一方で、恐ろしく正確な挙動をするのもいる(そういうのは大抵せっかち)ので、たんに極端な分布になっているのだろうとは思う。日本人が平均的すぎるのかもしれんけど。

入った時点ですでに不穏だった

学者で回したルーレットの行き先は、オーラムベイルを示していました。
ナイト、リューサン、黒のところに合流したあたくし。挨拶すると日本人不在のパーティー。まずは第一段階はクリアです。
ちなみに、あたしとリューサンが後から合流したようです。
ナイト氏は、二人どっか行っちまったよとぼやいていました。
オーラムベイルは特に難し目のダンジョンという印象があるんですが、こいつをつつがなく終われるか阿鼻叫喚になるのか、気になるところであります。
最初の広間をちょいちょいやっつける間、ナイト氏が多少のまごつきを見せます。Flash少なめでタゲが暴れることがある。おやおや、これは困りますなあくらいに思っていましたところ、最初の中ボス(でっかいモルボル)でかるーく全滅。
フラッシュ焚かない子だなーと思っていたら、
「Sorry, bye」
リューサン離脱です。なんだ、鼻のいいやつだな。

3人かあ、こまったね、ちょっと待つかね、なんて話してるうちに、お前らどこからきたのって話になりました。
あたしは日本、黒さんはなんと、聞いて驚けEgypt。スフィンクスの国だよ。
あんなとこでもファイナルファンタジー通用してるのかと驚きました。インターネットすごい。さすがのあたしも、エジプト人と遊ぶのは初めてです。
ちなみにこのエジプト人は、大変にまともな魔術師でありました。さすが魔法の国アラビア。ナイト氏はアメリカ人。

あたくしの個人的な印象ですが、ギネス級のバカはたいていアメリカ人です。下手に国が豊かだから、すっげーバカでもインターネット使えるんですよ。日本と同じですね。
3人でただ待つのもなんだからと、手前のザコ敵の掃除でもしてようぜと提案します。
ポコポコ遊ぶあいだに、我がフリーカンパニー「Arrow in the Knee」(メンバー募集ちゅう!)の一人が混ざると言い出しました。
ロールを不足中のDPSにしてもらって、見事ジョイン。
ジョインするなり、
「最初っからじゃん。だまされた」
とのコメント。どこまで進んだかなんてヒトコトも言ってない。

4人揃いましたので、話をまるで聞かないナイトのお守りを3人で始めます。
むろん、ちょいちょい全滅を繰り返しながら。
何回死んだか覚えてないが、FF11やEQだったら大変なことになっていたのは間違いないです。

モルボル十番勝負

ラスボス。
オレンジ色のコーンが地面に描かれたら、その範囲でなにかまずいことが起こるなんてことは、ゲームやってりゃ子供だってわかるわけです。
が、避けない。まるで微動だにしない。
そのたびにあたしが生命活性法(エスナ)バンバン飛ばして面倒を見てるんだが、ブレスのリキャストごとに食らっている。範囲攻撃は基本的に全部当たり続けている。
避けろと連呼してもまるで理解してないようで、全部大文字でMOVEと連呼するのを、魔法のキャストの合間に繰り返します。
そのうち、オレンジの範囲が消える頃にノロノロ動き出して、そして食らうように。
進歩はしてますが、結果的には楽になってはいません。
このレベルになるまで何やってきたんだお前は。

ここにくるまでも延々、適当な思いつき英語で吠え続けてはいたんですが、ちょっと一例をご紹介しようか。
movefast
基本、ずーっとこういうチャットログが並んでいます。
まあ、あっちも酷いがこっちの英語もたいがいだわ。酷いわ。
まあ通じればOKで、とくにこっちが大変におこであることを伝えなければいけません。ヨメはあたしがギャーギャー言いながら回復しまくっているのを、うしろから面白そうに眺めています。
ちなみに全滅の原因は、毎回、ヒーラーのMP枯渇です。シンプルですね。

スクリーンショットでOKと言ってる彼ですが、やはり避けられはしてませんでした。PS3だったり、ラグなのかもしれない。どんな事情であれ、あたしから見たら避けられないアメリカ人でしかありませんが。
何度目の挑戦かも覚えてないけど、もういい加減いろいろとアレなテンションになってきたため、ナイトのHP以外の回復をやめたところ、こいつがどうも正解だったみたいでするっとクリア。
なるほど、これでよかったのか。

あとでFCの人に聞きますと、状態異常は無視するのもセオリーの一つであるような話を聞いたので、期せずしてうまいこと運んだという感じになるのかしら。
すんごい時間かかったわけですが、クリア出来てほんとに良かった。時間切れ覚悟してたもの。

いやーよかった、おつかれさん、みたいな会話の中で、
「このダンジョンはまじ****だった」
とか毒づいて出て行った香ばしい彼のことを、あたしはオーラムの騎士と呼ぶことにしたのです。
あたしの長いオンラインゲーム歴の中でも、彼はかなりのランキング上位を占める逸材だったと言えます。
で、こういうのに出会えるのは、途中参加の言語全選択だってわけなんですよ。
つうわけでFF14はなかなか楽しいです。

One thought on “オーラムナイトの話”

  1. MP hell!
    最高だったね!だまされたと思ったけど超おもしろかったわ。
    おもに、残った種の奪い合いと、こだまするおねえさんの絶叫がw

    エジプシャンナイトだと思ってたら黒ララがエジプト君だったのね。
    ナイト君のことは途中からHPが詰まった革袋だと思うことにした。
    ストンスキンみたいなもんだ。
    エジプトの彼も途中からナイトを生贄に捧げて全力で攻撃時間を稼ぐ戦い方に
    変えてくれたんでなんとか強引に削りきったけど、オーラムナイト君が
    種を食い尽くすのにはほんと参ったw

    ちなみに彼以上のもであったことがある。
    サーバー移動初日、最初のPTで出会ったその人はフラッシュもロブも
    一回も使わなかったよ。全部スリプルとバインド回して肉盾初体験。
    魔境だわここ。 君は正しいサーバーを選んだw

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