Diablo IIIのゲームディレクター、ジェイ・ウィルソンの経歴を列挙し、こいつがなんだっつうんだよ?みたいなスレッドが本家に上がってて面白いです。
ためしに翻訳してみます。
#あたしの英語力はお察しなのでナナメ読みの超訳を嘘つきの中国人がインド訛りで喋ってると思ってください

スレ主はDitheredさん。相当にBoredであることはパッと見で伝わります。
煽り臭のあるタイトルでおわかりとは思いますが、これはわりとネガティブに感情的なポストです。実際のJW氏がどうのこうのということではなく、プロデューサー叩きという意味ではよくある風景ではあります。
THE TRUTH ABOUT JAY WILSON
#ちなみにどうも速攻で消されたようですw
#あたしは元ポストだけですがコピってあったので続けます。
別のスレッド(「ジェイ・ウィルソンに関する提案」なるタイトルのこれまたネガスレ)にも同じ文言を貼っつけているようです。懲りないなー。

This is Jay Wilson’s entire history in the gaming industry:

業界におけるJay Wilsonの経歴まとめたんだが。

1997 – Blood: Plasma Pak – Level Designer
1998 – King’s Quest: Mask of Eternity – Quality Assurance
1998 – Blood II: The Chosen – Game Concept and Lead Designer
2003 – Impossible Creatures – Lead Designer and Story
2003 – Homeworld 2 – Additional Design Support
2004 – Warhammer 40k Dawn of War – Design and Story
2007 – Company of Heroes – Senior Designer
2012 – Diablo III – Game Director

So…what happened in 1998? Who goes from being QA on a crappy King’s Quest game to GAME CONCEPT AND LEAD DESIGNER on a game? Huh? This NEVER happens. Nobody ever jumps straight from QA to lead designer. It STINKS to high heaven.

1998年に何があったっていうんだ?
King’s Quest(相当につまらないゲームだったらしい)のQA(品質保証チーム。バグ検査とかやんの)から一転、Blood IIのコンセプトデザイナー兼リードデザイナーになったっていうんだ。
(゚Д゚)ハァ?ありえんw こんな経歴の飛び級ありえねえよ。
うそくせえ。

Jay Wilson:

1) Doesn’t know how to program
2) Has no visual or aural artistic skills
3) Wanted to be a professional tournament FPS player but wasn’t talented enough to do so
4) Got promoted from QA to lead designer overnight (his daddy must know someone)
5) Somehow got hooked up AGAIN at Blizzard

まとめるとこうだ。

  1. プログラムの知識はない
  2. さらにヴィジュアル及び音響の芸術的スキルもない
  3. プロのFPSプレーヤーを目指してはいたがムリなんでやめた
  4. 一介のQAからリードデザイナーに、一夜にして成長したってわけ
  5. んでやっとこブリにひっかかって再び入ったってこと

#註:Warhammer(Blizzard 2004年)→Company of Heroes(Relic Entertainment 2007年)→Diablo III(Blizzard 2012年)という経歴なので、ブリに再雇用された、ということなんですね。

This guy must be Angelina Jolie’s cousin or something. He knows somebody. He has no skills, no talent, and mysteriously got promoted to a lead designer position with no prior game design experience.

アンジェリーナ・ジョリーのいとこか何かか?まあ大物なんだろうな。
不思議な事に、技術はないし才能もないのに、おまけにゲーム設計の経験すらもないのに、リードデザイナーの地位を得たっつーことなんだよ。

Blizzard should feel ashamed for even hiring this guy.

ブリザードはさすがに三度目の雇用を躊躇するだろうな。

はい。
以下はあたしのつぶやき。
相当に誤った訳が含まれそうな気はしていますが、Excite様にお伺い立てながら読んでみました。
しかしなんだ。
こりゃ消されるよw書いてることひっどいもん。
「才能ねえのにリードとか舐めてんの?コネなの?」ですので、人格攻撃こそしてませんがすごい勢いですね。

そして叩いてはいるものの丁寧に年表を列挙してあるので、実際はどうかわからんけど、いろいろ経た現在はそれなりに経歴がある人なのねということも丁寧に伝わって着ちゃうという、元ポストの人が叩きたかったのか実は再評価を促したかったのかよくわからんポストになっている気もします。
丁寧に経歴調べたわりには詰めが甘いのではないか。

余談ですが、元Postの人はQAを一段低い地位として見ているフシがあります。
いやまあわからんでもないんだけど。あたしはゲーム業界の人ではありませんが、キャリアの最初にテスターやQAで潜り込んで頭角を現す、みたいなストーリーは、あたしのいる界隈だと普通にある話です。素人に毛が生えた扱いという解釈をするのはそれほど不自然な話ではありません。
あたしはまさに、口からでまかせを吐きながら業界に潜り込んだタイプの人なので、仮に経歴が「超臭う」ジャンプアップであっても結果オーライで構わんけれども、という感じでこの記事を見ています。
ハリボテから始めて、後から中身埋めるのもありだ。

ちなみに時代背景を考えますと、98年なんてモロに素人と香具師とが互いに口先ばっかの大法螺吹きながら業界になだれ込んでくる時代、みんな詐欺師でみんな素人で、仕組みも法律もなんも整備されてないし、とりあえずやっちゃえやっちゃえという時代に当たるわけですよ。
そんなときにQA上がりがプロデューサーになったって、そらアンタなんの不思議もないわw JWがホラ吹きだったのか真面目にやってたかは知らないけど、そういう有象無象が超ごちゃごちゃしたカオスな時代を形成していたのは間違いないんですよね。

#あたし個人は仕事でご一緒したQAさんで神がかり的な人も相当数見てきているので、専門職としてのQAを低く見てはいないです。あたしには無理だ。夢にも思わない穴見つけて報告してくる職能はほんとうに馬鹿にできない。
#むろん完全に何も知らないで本当にアレなQAもいるけど、そんなのプログラマにだってSEにだっている。職業でなく人に帰結する話だからね。

追記

JAY WILSON resigned from D3 project.
つうことで、彼の経歴が一行増えました。

One thought on “[訳]JAY WILSONの真実”

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です