こないだの手痛い失敗により、懲りたあたしは、オーブンシートなるものを買うことにいたしました。
あたしは貝印のを買ったんだけど、いろんなメーカーから出てるんだな。評判はどれも概ねよさそうです。
クックパーの使い捨てのやつはべつにあるんだけど、なんだか何度も使うものを使い捨てるのもあれだなーということでこれを使うことに。たまたまAmazonで見かけて、なんじゃこりゃこんなもんあるのか買うか!みたいなノリで買いましたというのが真実ですけど。道具好きなの。
モノは、グラスファイバーを織った布にシリコン染み込ませてある、といった趣の、ザラザラツルツルしたシートです。250℃くらいまでは耐えるといいますから、パン焼きには十分な性能。あとはこの薄っぺらいシートがどれだけ長持ちしてくれるかですが、それは使ってみてのお楽しみ。
※レビューなどを見ますと、だいじに使えば100回程度の使用には耐えてるみたいです。
買ったって大した値段するわけでもありませんが、こういった何度も使えるシートと使い捨てのシート、どっちを買うほうがはかどるのかを考えたい。
※記事中でクックパーを商品名みたいに書いてますがブランド名かなんかで、正式にはオーブンシートというもののはずです。細かいことを気にしてはいかん。
使い捨てのオーブンシートに比べて有利な点
- 何度も使えるので「物を大切にする私」感の高揚に役立つ
- クックパー無くなったから買い足すという手間がなくなる
- 長く使えばお得
クックパー無くなったからというのは、くだらない割にリアリティーのある話で、
「もうすぐ無くなるな~買い足しておこうー」
ここですぐに買いに行かないもんだから忘れるんですね。
あたしは2分前のこと覚えてられないので、次回何かを焼くときに「ない!!!」となるのはほぼ確実です。あたしがこの事故を避けるためには、使用中のクックパーが一個ある状態ですでにストックを一つ所有すること。在庫を抱えるわけです。
で、こういう余計に買っておこう的なのがなくなるメリットはあります。
使い捨てのオーブンシートに比べて不利な点
- 単品では高い
- 長く使うまでの間に取り扱いミスして破いたりするとコスト増
- 洗ったり拭いたりしなきゃいけない
- これの在庫持つのもなんだかなあ
- スーパーには置いてないかもね
単品では高い。だいたいこれ一枚買うと、クックパー2箱買える。
一回に30cm使うとすると、元を取るのに30回くらいは使うことになるんじゃないかと思う。それでトントン。
この使用回数30回に至るまでの間に、変な折り目つけちゃって云々、破れちゃった、イロイロと破損する可能性を鑑みますとそんな得ってほどの差があるようには見えないうえ、使い捨てだとそういう一切気遣う必要がなくて楽であるという事も言えちゃいます。
「物を大切にする私」感
なんだか風向きが怪しくなってきた。
あたしは勢いで買ったからいいものの、オススメですよ!とは言いがたい。物自体はいいですし高くはないんですが、使い捨てのシートと比べて、どう有利なのか明確に提示できない。
100回もつといっても20回で壊すかもしれない。コストパフォーマンスという点では極めて怪しい(製品がではなくユーザの振る舞いが)。それほど繊細な品物ではないにしろ、ペラペラのシートを壊さないように扱うというごくわずかではあるが注意もいる。
「物を大切にする私」感とかうえのほうで書いたのは半ば冗談なんですが、割とこのへんでしかないかもな、という気になってきました。
なお、この手の商品で「◯◯がホニャララでエコです!」とか書く人が結構いるんだが、文脈からエコノミーなのかエコロジーなのか読み取りにくいものが多々あります。単に「良い」という意味合いの定冠詞的な装飾語的な用法が目立つの。
あたしはエコロジーとか地球にやさしいとか笑顔で唱えてる奴はうさんくさいと思っているので、あたしがエコという場合はエコノミーだ。お財布にやさしいエコだ。大事なので覚えておいてほしい。や、べつに忘れてもいい。
我が家ではこのシートを壊れるまでは使い、道半ばにして壊れたりしたらクックパーに戻すことにします。
追記(2013/2/7)
今さら思い出したけどコストの計算は、うちの場合はウソだ。
amazonで買ったから送料ついてる。500円くらいだっけ。
モノ自体は気に入ってるんですけど、無条件に人に勧めるたぐいのものでもないかなあ。その人が自分よりも雑な人だったら、早々に壊して「使えん!」ってなりかねないしね。
なんでもかんでも使い捨てが罪であるというイメージがこびりついてるせいで、買い物一つするにも余計なことを考えるようになった。良し悪しあるんだろうけどね。