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体験を買うことにした(4)

2020-11-18 | ストリートファイターV | コメントはまだありません

完成に近づかない。
なんども同じサイズの板を買い、カット依頼し、家で穴を開けては失敗し、箱を組み始めては失敗し、また板を買いに行くことを繰り返している。
いっこやったミスによってそれまでの工程がすべてパーになり、最初から。
いきなりアケコン作ろうとしないで、なんか習作をやるべきだった。
あたしは何かにつけこのパターンが多い。

というわけで、何度目かの箱を組んでいる。
作るたびに新しい失敗があり、見落としと気付きがあり、新たな手順が発生する。
ただの木の箱を作るだけだ。
しかし難しい。モノの作りというものを理解していない人がやるとこうなるのか。

枠と底板

枠を組む際にL字型の部品を2つ作っていたけれど、コの字型の部品を作ったあとで最後の辺をつけるほうがいいかも。2個のコーナークランプを使っているので直角は出るが、接合面がずれていたりしている。
広い木の板に押し付けて狂わないようにしたらいいか。

底板をきちんとハメ込むことに、特に苦労している。
これは4個目くらいの箱枠。枠に小さな木片を貼り付けている。本来は枠と底板の接着の助けとするべくつけている補強部品だが、こいつが底板より先に接着されることにより、底板を正確にハメ込むストッパーになる(はず)という気づきを得た。

材料の選択に制限がある。

行きつけのホムセンに置いている木材のうち、アケコンの「壁」として使える30mm前後の木材の選択肢はそれほどない。カットしてもらえるじゃんと思いきや、基本的には50mm以上からしかカットしないよと言われている。こないだは知らずに頼んでしまい、親切にも32mmで切り出してくれたけれども。ちなみにその時の木材は組み立て段階で色々失敗しゴミになった。

底板も同様で、薄く軽い板はなかなかない。今回使っているヒノキ(かなり反る)、もう使わないと決めた栂(ただし狂いが少なそうであれば、仕上げの方法いかんによっては登場もありうる)が基本的には選択肢になる。
これ以外だと合板か、MDFになってしまう。MDFは湿気に弱いというが、どのくらいなんだろうか。腿の上においてるくらいは大丈夫だろうか。
カルトナージュ(ほんとは紙の箱にやる細工だが)でなにかテクスチャを貼ってしまうなら、MDFでもなんでもいいなと思い始めてはいる。

MDFで諸々片付いちゃうなら、側板もすべてMDFにできる。

底板がつきさえすれば仕上げをして塗装して丁番つけて終わり。
とかいうナメた見通しが、手前の作業を雑にさせているんじゃないかという疑惑がある。

天板

天板なんてドリルで穴開けて終わりだから余裕でしょう、と思っていた。
ドリルが難しい。まっすぐドリルを下ろすことはできているが、正確な場所にドリルを下ろすことができていない。
ドリルスタンドはイイものなんだが、台にゴムのブッシュがついていて、押し付けた際に潰れることで角度に狂いが出ている。ドリルスタンドの土台を作ってやらないと解決しそうにない。
また、肝心の24mmホールソーが速攻でナマクラになってしまった。おそらく使い方が悪い。刃に小さな欠けも見られる。追加でドリルを買うことになった。

ドリルスタンドの問題

押し付けた際に角度が狂うことは上で書いた。
他にもいろいろある。勝手に落ちないように、シャフトにはバネがついていて、押し下げる際の抵抗になっている。便利な機構だが、あまりに硬い木を相手にするときは疲労も尋常でない。

穴あけをする木のひとつが天板のアカシアなんだが、白太(しらた)の部分はともかく赤身が硬い。重量を支えるために樹脂を含むので当然ってところだが、穴あけをするところが赤身である場合は(ホールソーがいかれ始めているので)大変な苦労を伴う。
木が硬いのにバネも固くて、全身の力を込めてドリルを下ろすようなことになってしまっている。たぶんこの使い方がそもそもあってない。
これを書いているのは水曜だが、日曜にやった作業のせいでいまも両肩から先が筋肉痛だ。

レバーやハンドルでドリルをおろしていくような仕掛けがほしい。しかしボール盤などを持ちたいとは思えない。
で、ボール盤的なものを作っている人がよくいるっぽいので、そのへん参考にこんど作ってみようと思っている。

体験を買うことにした(3)

2020-11-10 | ストリートファイターV | コメントはまだありません

ノロノロと進捗しております。
まずは枠の接着が終わったので、収まり具合のイメージをつけるべく、収納予定のかばんにいれてみる。

いい感じに見えますが厚みがギリギリ

まーまー収まるかな、といった具合。わるくはない。角はちゃんと落とさないと後で困りそう。堅牢性も確保したいので、補強もいろいろ考える必要がある。

さっさと組みあげてしまいたいと気は逸るが、順番というものがある。
表面処理がまだだ。
端切れの木に塗料や蜜蝋を塗ったり、ヤスリがけやカンナがけをして、どんな見た目になるのかを試している。
とくに「手を抜いた場合にどうなるか」に注意を向けている。
製材やカット依頼時についた細かな傷が、色を乗せると急激に目立つようになる。事前の研磨をしっかりして、傷という傷を消し、接合した枠の段差をなくさねばならない。
うっかり機械で磨くやつを買っちゃったので、届いたら試す。ビカビカに仕上げてから色をのせ、蜜蝋で仕上げてまた磨くつもり。

日中に届け物があった。箱が重い。
開けると待望の品が入っている!昼ごはんもそこそこにして、モノを組み立てて、ワークベンチと一緒にベランダへ。

木の粉やおがくずは鉢にまかれる

手押しボール盤みたいな。組み立てて感心したけど、単純な機構ながら大変によく考えて設計されている。これ作った人はほんとに楽したくて最初の一台を作り、改良を重ねて利便性を追求したんだろうなと伝わる製品だった。

マイルズクラフト(Milescraft) ドリルメイト ドリルスタンド 1318
これ。電動ドリルをつかう類似の商品はたくさんあんだけど、大抵がドリルの首をクランプで固定するタイプ。
あたしの持っているドリルはテーパー状になっているので、クランプで固定が難しかった。今回買ったこれは首を固定するのではなく回転軸の両側にドリルとビットを付ける恰好なので機種を問わず装着できる。

手持ちの電動ドリルをてっぺんにセット
ドリルビットを所定の位置にセット
ドリル回してぐぐっと押し下げる
この手順で垂直に穴あけができる。やばい。押すのが少々おっくうではあるものの、手持ちのドリルを有効活用するにはベストな選択だと思える。
ラックとピニオンギヤをつかって、押し下げ機構を作れないもんかと思案しているがこれはそのうち。
とにかく、簡単にきれいな穴あけができて満足。

実にきれいに穴が開く!

ぐらつかないように固定したりはするものの、ドリル自体はただ下ろせば良くなったのがめちゃくちゃ良い。
ホムセンでボール盤借りたときの快適さが忘れ難かったのだが、これで解決だ。hitboxの穴あけはこのさき何度もやると思っているので、その作業を大幅に改善できたのは嬉しい。

この機械が日本で「ボール盤」と呼ばれる由来は、オランダ語の「boor-bank(「ドリル台」の意)」と言われている。つまり「盤」は単なる当て字である。

Wikipedia ボール盤

知らなんだ。賢くなった。

体験を買うことにした(2)

2020-11-09 | ストリートファイターV | コメントはまだありません

翌日、続き。

まずは天板の端切れに穴開けて、ボタンがはまるか確認する。

適当に穴を開け、前に間違って買ってた三和の30φがあるのでいれてみる。

ちゃんと入るし、ブカブカでもない。穴あけかなり怪しい精度だったんだが問題なかった。あのドリルでいけるっぽい。

ボタン位置を決める

びゅうリックス配置のアケコンが嫌いだ。小指が厳しい。持ってるアケコンも、純正hitboxもこの点が問題だ。
で、自分で作るんだから好きにやっていい。ノアール配置がいいんだけど、24φのボタンでのノアール配置のテンプレートなんてどこにも転がってない。
何年ぶりかわかんないプリンタを出してきて起こす。

ヘッドが傷んでて印刷がガビガビ

ボタンのサイズを描いた紙をプリントして、一個ずつ切り抜いていく。裏に両面テープを貼って自分の手に馴染みそうな位置を決める。

こんなふうにしてみよう、と決めた。左手はほぼ同じで、右手がノアールっぽくなっている。ボタンの丸が二重になっているのは、内側が穴の経で24mmとか30mm。外側はボタンのカバー部の出っ張りで2mmずつとってる。

穴あけ

ひたすら穴をあける。慣れないことなので、裏側がバリッといったり色々ひどいが、ボタンがはまればいいので気にせずやる。

天板
これはHome/Option/Shareボタンやケーブルがはいる穴

穴あけは学びが多い。ちゃんと角度を一定に掘ることは難しいし、木材ごとにクセがある。栂材はたいして丈夫でもないくせに木目の硬さだけはやけにあるやつで、しばしばホールソーに引っかかってはささくれだったりした。
扱いにくいので、今後は選ばないと思う。
MDF材どうなんだろーって思ってはいたんだけど、ほぼ紙なので湿気に弱いよという話を見て回避した。問題ない気はするので、次回は使ってみよう。

箱を組む

直角をちゃんと作るのがだいじ

箱組を始める。お昼食べるのも忘れてずっと遊んでた。
この2個の接着を待つ必要があるので、ご飯を食べにお出かけ。

今日の作業は概ねここまで。箱を組むとこで(ボンドがくっついてから)気づいたが、Homeボタンやらの穴を開けてた板は、お試しで穴をあける用の端材だった。もう一方は使う用の板だったのだが、この栂材は長さがすごかったものだから、2セット分切って持っている。
後日穴あけをやり直すとしよう。

治具

プログラム書くときもそうだけど、ちょっとした道具を作っておくと作業が捗る。決まったところの寸法をマークする定規みたいなのを作ったりしている。
量産するつもりはないけど、あると便利。

体験を買うことにした(1)

2020-11-08 | ストリートファイターV | コメントはまだありません

要約:金で解決するのをやめて自分でアケコンのケースを作ることにしましたよという話。

棚作ったり箱作ったりすることに、昔から強いあこがれがあった。やりたいなあ、という気持ちは長いことくすぶっていた。
こういうのは怨念になりやすい。やったところで罪にも問われないし人を失望させるようなこともない。減るのは金だけ。なら、さっさと手を付けちゃうに限る。ずいぶん長いこと迷っていたけれど。

きっかけはとあるバッグを購入したことと、格ゲー老人会が秋葉原のeXefieldに行く機運が高まっていたこと。
あるバッグというのは

RAZER KEYBOARD BAG V2

これ。Razerのキーボード用のかばん。キーボード用なのでちょうど純正のHitboxが入る。
純正のHitbox?もってないよ。
あたしの持ってるHitboxは公館快打の作ったやつで、いわゆる普通のアケコンサイズなので当然入らない。

これに入るアケコンほしい

ないことはわかっている。

これに収まるサイズの箱を探す

これもない。幅や奥行きはそこそこあるが、問題は厚み。件のバッグはキーボード用なので、厚みの限度は50mmくらい。そういう箱がまったくない。

ワンオフ作ってもらうとか

鉄やアルミ、木の箱を制作するいくつかの会社に問い合わせてみたが普通に3万とか返答が来て、これはこれで詰んでいる。
箱で3万ならhitbox買うほうがマシなんだもの。
hitboxはいいものなんだけど、あれはあれで困ることが一点ある。L3/R3ボタンがない。根暗トレモ野郎のあたしにとって、この2つのボタンがないのは致命的にダメだ。買って穴開ける?まさか。

本物を買えば3万、箱の製作頼めば3万、ホムセンで材料と道具揃えたってそのくらいの値段に落ち着くんじゃないの?
もちろん時間は使っちゃうけど、自分でアケコン作ったよって体験を得るほうが、価値が高そうに思えた。
もしかしたら遊んでる間に崩壊して酷いことになるかもしれないが、べつに深刻な事態ではない。

意図的に見積もりから除外しているが、Brookの基板で10,000円、ゲーマーフィンガーほかボタンひとそろいで10,000円くらいはかかる。
もっとメルカリでいろいろ売れてほしいものだ。

しょうがない作るかあー(棒

割とこの回答は最初から見えてたことではあるのだけれど、精度や堅牢性のある箱をいきなりあたしが作れるかというと怪しい。
自分のアケコンのことだし「まあいいか」と開き直れたのは、自分のほしい箱を求めるには相応のコストか、なんぼかのコストと手間を支払う必要があってとこについて得心できたからだった。
んでは要件をまとめる。

  • 天板だけはまともなのにしたい。
  • 天板以外はカルトナージュかなんかで覆っちゃうからやっすい材でいい、そこそこ丈夫で軽ければいい。
  • 丁番で開け閉めできるようにしたい。

エクセルを方眼紙にして、どの長さで材を切るかのイメージを固め、土曜にいざ近所のホームセンターへ。
木材を買ってカットする程度のこともやったことがない。
また、木材にはとんと詳しくない。あるのは大航海時代Onlineで得た、船の材に適しているのかどうか的なやつだけだ。ググって特徴やらは頭に入れた。
チークとかを天板にしようとすると、集成材でも(天板だけで)4000円くらいは覚悟することになる。たけえ。

お店にはアカシアの集成材があった。2枚分たっぷり取れるサイズで900円。これでいこう。アカシアは食器で馴染みがあって、好きな木でもある。
残りをなにで賄うか。栂(ツガ)の細い板があった。設計の寸法ピッタリの45mm幅なのでこれにしてみる。
あとは底板。軽い板ならいい。いいぐあいのヒノキの板があったのでこれを選択。
オロオロしながら木材の購入とカット指定をし、素材を揃えた。

買い物は続く。
アケコンにはボタン穴が必要だ。穴を開けなくてはならないので、ドリルが必要だ。今まで何度も買おうとし、買うほどではないと購入を見送り続けた電動ドリル。
買うならマキタということだけ決まっている。父は看板屋をやっていたのだけれど、彼は常にマキタの電動工具とともにあった。電動工具といったらマキタなのである。
んで丁番、留め金、紙やすり、木工ボンド、塗料などなど必要なものをかごに入れていく。

前日にメルカリでなんか売れてたせいで気が大きくなっている。会計額はメルカリの売上を超えている気がする。

お買い物までで、今日のとこはおしまい。