わたしふだんはFF14であるとか、MMORPGらへんのコミュニティをウロウロしている人間です。考え事が多いから格ゲーのことばかり書いているが、軸足は格ゲーじゃないんだ。
とかいいつつ(ログインしなさすぎて)FF14のハウジングがいっこ消えてしまい、びっくりしてるけれども。

どうでもいい断り書き:
自分でお金を払って何かをすることは本来「課金」と言わないが、まあわかるやろということで意図的に誤用している。どうでもいい。

課金させろ勢

これは単なる割合の話なんで、べつにFF14のプレイヤーがみんな金を出すことに熱心なわけじゃないし、格ゲー界隈の人の大半がケチで貧乏ってわけでもない。
ただ明確に「うるせえ課金させろなんか商品作って出せ」と大声で言う熱心なファンの人口は、ゲームやコンテンツのタイトルごとに大きく違う。
名称も違いもわかんないけどアイドルがなにかするやつとか、刀剣のなにかとか、大洗へ参じる人たちで有名なガルパンとか、最近だとぼっち・ざ・ろっくとか、Vtuberへのスパチャとか、関連イベントの申込みですぐサーバをダウンさせる我らがFF14とか、とにかく通常の料金以上の支払いを嫌がらないファンの多い界隈は大変に潤い、その原資でさらなるコンテンツを制作していくループがきれいに回っている。
欲しくて買うのみならず、「制作のループを回す一助になるなら」「経済圏が盛り上がってコンテンツがもっと注目されるなら」というモチベで買う人すらいる。FF14に関して言えばわたしはそう。ミラプリの必要1ミリもないのに幻想薬とか着ない服やたら持ってる。約10年やってて幻想薬を使ったのは無料配布された一つで、目か髪の色かなんかを少しずらしたくらい。

無料厨はびこる格ゲー界隈

格ゲーって市場規模も桁の単位で小さそうなんで比較するのは気の毒ではあるんだけど、「課金させろ」よりも「基本無料にしろ」の声のほうが圧倒的に大きい。なんか更新かかっても「DLC商法」とかいう死語を未だに振りかざす。令和よ?
むろんFF14にもいるよ、基本無料にしてくださいとか言い始める乞食みたいなの。ヒカセンはその手の人間を見ると、ああゲジゲジ見ちゃったって思うくらいで、手も触れない。
ゴミみたいな有象無象が押し寄せてきてコミュニティーを破壊することをよく知ってるから。

スト5において、新キャラをファイトマネー(FM)で買う人が結構いるという話だけで、わたしは十分すぎるほどびっくりしている。
数百円だせば2Fで買えるものを、なんかシナリオやって買うんだって。まじか。というかあのFMってのは失策だったと思うわ。ああいう仕掛けが助長するんだよ。
「お金に余裕あっていいですね」とか言われるのかしら。
そりゃあるよ、趣味になんぼかのお金だすくらいには。たとえば2000円出すのもキツいような人は、ゲームよりさきに本業ちゃんと立て直す方に意識向けた方がいいし、自分の懐事情を理由にメーカーに文句をいうのは筋が違う。

シーズンパスがずっと2000円だったのかどうかは覚えてない

無料厨ってのは、まあたぶん不治の病なんだよね。コンテンツが勝手に降ってきて自分の口に届いてくれていると信じている。届かなくなったら次のコンテンツに向けて口を開け、それを一生繰り返して死ぬだけの海綿みたいな一生を送る生物で、座右の銘は「コスパ」だ。
おまけに恥ずかしげもなく、格ゲーの業界のために無料にしろとか言い出す。そんなに言うならお前が1000本買って恵まれない若者かなんかに配ればいいじゃんかよ。格ゲー業界の未来を憂いてるんならよ。
悪口になるからそこそこにしよう。とにかく、俺がケチなことは表明したくない、みたいな、教育の失敗の結晶みたいな、ああ悪口そこそこにするのだった、まあそんなやつらだ。

業界の未来がかかっているならば尚のこと、それに価値を感じて正規の値段を出す優良な顧客を掴まねばならない。スト6にうろたえてはいるが、たぶんわたしも買うことにはなる。出した金のうちのほんのちょっとではあれ、カプコンカップの覇者の賞金になるからな。
金払いのいい客がどんだけいるかってパラメタは、他業界との協業の発生にも大きく関わる。いい味方がたくさんつく業界になら、コラボの依頼がきて、お互いが儲かって、市場が少しずつ広くなっていく。

例えばそんなでもねえなってことなら、そのゲームに値段相当の価値を感じてないってことで、大して良い客じゃないって自覚くらいは持ってたほうがいいんじゃねと思う。

やるなとかそういうことじゃなく、未来を憂う優良顧客のふりすんのは卑しい。

逆に

カプンコが何したらいいかっつうと、購入意欲を刺激するような商品企画をがんばらにゃならない。
何出したら売れるんかよくわかんないけれども。

はい

キリがないのでこの辺にする。
何かを作って売る人に向かって「安くしろ」が侮辱だってことに自覚的でいられるかは大事なことだ。価値観を定めるものさしがそこに刺さってしまう。

「安くしろ」は「わたしはそれに価値を感じていないけど買ってあげてもいいですよ」とを意味する。

安くしろって言葉は作り手に言うんじゃなくて、仕入れて売る人にだけ使っていい言葉だ。それにしたって場合は選ぶけども。そんなにマージンとったらいけませんよ、フェアな取引しましょうやってのがこの場合の「安くしろ」の、諸々を省略する前の形態だと言える。

おじさん臭いかもしれん。否定はしないけど、なんつうの、卑しい人間ばっかうごめいてる業界のありようがずっと続くのなら、まじで格ゲーの業界なんて縮小して消えてしまえばいいと思っている。

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