前の記事を書いたときにはクイジナート買ったの。すげーよくて、もうずっと大事にするかんねって思ってたんだが酷使に耐えかね交代に。
その間、3台つかったがやはり、

  • 廉価なモデルはそれなり
  • ブラウンとか有名だから良いかってえとそうではない

の2点を深く学び、今に至ると。

前回と今回での購入条件の変化

比較にあたり、どんなところを見比べて買おうとしているのかをまとめる。

前回と同じ点

  • 甘やかさずにガンガン氷砕くから覚悟しとけ
  • ブランドで使うわけではない
  • アボカドの種なんか粉砕しないし
  • 安全装置はあるべき
  • 大は多くの場合小を兼ねる
  • アホみたいな値段(4万とか4万とか)出す必要はない

今回変更になった点

  • プラ容器でよい
  • 200W~300W程度で十分
  • ブレードの形状と材質は徹底して調べる
  • ジャー(特に下部)の形状は徹底して調べる

プラ容器でよい

ジャー(容器ね)がガラス製であることを購入の条件に上げるくらいには重要視してきたが、プラのジャーには美点もあった。
軽いのは無論、蓋の取り回しが良いのがとくに素晴らしかった。
ガラスのジャーって、ごついパッキン付きの蓋を押し込んで止めるのね。
プラの場合は(細かな整形ができるから)フック付きの蓋でいいのよ。置いて少し回すと引っかかってくれる。
何度かに分けて材料を入れるような使い方をしているとこの差が大きくて、毎度ぎゅーっと蓋するよりもサクッと回して終わるほうが楽。ジャーが傷ついたらとかあるけど、気になったら買い換えればいいじゃんの境地に至りました。

要求ワット数の変化

450Wはたしかにハイパワーで素晴らしいのだけれど、ここんとこわたしが砕いているものの中で、180Wで困る素材はなかった。つうか何年も前にアボカドの種砕いて飲んでた奴らは今でもそれやってんのか?やってるならそれは偉いねって思うけど。
わたしが砕くのは野菜、バナナ、アボカドの実、氷だ。たまにほかの果物。どんな素材をどのくらいに切ってから入れたら良いかも目鼻つくので、変なもん入れて困るとかはあまりない。
ただ、ワット数が減るとエントリーモデル化していく傾向が強い。結局、簡易なブレンダーばかりになってしまい選択に困るとかはある。

ジャーの形状とブレードについて

クイジナートは優れたブレンダーだった。ジャーの形状、パワー、ブレードの設計すべてのバランスが良かった。まあそら半世紀作ってるだけはありますわ。
で、そのクイジナートはもうないのよ。バイタミックスあたりと同格の製品はあるんだけど、わたしのニーズはそこまでガチじゃない。

いくつかブレンダー使ってきて、もっとも重要な性能は「撹拌する力が高いかどうか」に収束するんだなと理解した。ジャー全体の材料をがっつり回して砕けるなら、もうそれで目的の大半は達成できる。
それには、

  • 下部の材料を上にカチ上げるジャー下部の形状
  • 渦の力を不規則に変化させるジャーの壁面の作り
  • そして触れたなら確実に材料を切り裂くブレードの性能

の三点が揃ってないとどうにもならんと分かった。
ついでにいうとスイッチオンの瞬間から全力でブン回すブレンダーは最初の数秒だけ威勢がいいとかのケースがちょいちょいある。流体(水とか牛乳とか)を多めに入れれば良いんだけど、材料から出る水分でバランス取りたい場合はこの辺のかみ合わせが難しい。また、ブレードや回転が弱いブレンダーがたくさんの流体を相手にすると、材料がやすやすとブレードを避けてしまって砕かれてくれない。

今回買いそうなのはこのへん

ティファール ミキサー スムージー ジュース ハイパワー コンパクト スピード調節 4枚刃 ミックス & ドリンク ネオ ルビーレッド BL13C5JPA

形状はつまらないことこの上ない。ただし、300Wあってブレードへのこだわりが強め、ジャーがプラスチック製。今回はこいつ買うしかないかもって思う。

Oster【公式】アーバンブレンダーミキサー450W

対抗で迷ってるのがこれ。450Wはとパワー過多、ガラスジャーで重い、じゃあなんなんだよってことなんだがかわいい。ブレンダーってこうじゃなきゃねーっていう、古き良きアメリカみたいなのがにじみ出ている。まて、そういうのはいいんだ正気にもどれ。

テスコム (TESCOM) ジュースミキサー MetalLine TM8100

ツインバードやテスコムははりさんが信頼するブランドなんだけども、ジャーがガラスなんだよなー。前はこれを美点と受け取っていたのだが、プラの利便性を体感してしまうとなかなか。
いくつかのブレンダーは店頭で実物見たりもしてきてるのだけれど、とくにこいつは諸々良くて、しまうときコンパクトにできますよとかも「気が利いとるな」って感じる。

ちょっと興味あるけど怖いもの

ミキサー 多機能 ブレンダー ジューサー ハイパワージューサー 2L大容量 高速回転 2200W 野菜 果物 肉挽き スムージー ミックス つぶす まぜる 6枚刃 氷 も 砕ける 操作簡単 一台多役 手入れ簡単 家庭用 業務用 フードプロセッサー 200D

HXRHDXってブランドの製品。色違いをいちいち別のページに掲載してるから、候補がこれだらけになってしまい心証がよくない。形状はガチ目の雰囲気を漂わせているが、レビューがほぼ無いので買うには怖すぎる。2000Wとかすごいこと書いてあるけど、まあそんなにワット数いらんし。

もう買わないもの

ブラウン パワーブレンド3 ブレンダー

一度買ったのだけれど、これは良い製品ではなかった。パワーはあるし容量も十分、なんだけどそんだけです。ブレードとジャーの設計がダメで、撹拌性能が死ぬほど低い。ジャー下部の材料だけをずっと回すから、ほぼほぼ空回りみたいになってしまう。
値段とスペックのバランスがすごくいい製品に見えるけど、だめ。設計ミスです。

他にかなりイラッとくる点が安全装置周りの作り。
「ちゃんと噛み合わないと動かないよ」はいいんだけど、ジャーとブレード部の取り付けのネジ切りがいくつかあって、取り付け角度に当たりと外れがある。
何言ってるかわかんないよね。
ブレードとジャーと台座をクルクルやってつけて、材料入れて、スイッチオン。
この時点でジャー取り付け位置がNGだったので回りません、って事態になるの。
こうなるとダメなんで、安全装置なんで、材料をボウルとかにあけて、ジャー外して違うとこから回して締め直して、いちおう回るかなーってスイッチ入れてみて、そんでボウルの材料をジャーに戻す。
これが朝の時間に発生したときのストレスはすごいよ。
一応コツはある。締めたときのジャーと台座についてる▲マークがピタッと合ってたら合格で、合ってなかったらやり直し。毎日これ確認できるひとは買っても別に問題ないかもしれない。
ブレードの下に氷が潜り込むのも最悪で、ギヤがスリップする異音を聞いたりした。
とえんえん恨み言を書くくらいにはダメだった。
この恨み言の内容にあまりに覚えがあるなとおもったら、Amazonのレビューにも散々書いたのだった。

まとめ

結局これを書いているあいだにティファールをポチった。
なんかティファールを買うのってちょっと負けたような気になるというか、自分の天邪鬼をその気にさせられずに最適解を引いちゃったなーみたいなつまんなさがある。
あるよ、ケトルもティファールだったし、IHのちっさいやつもティファール買ったし、いいんだけども。
俺こだわりあるんすよ~みたいな、そういうしょうもない成分がまだまだ自分の中に巣食っている。