※たぶんおおかたの人類には関係ない話だと思います。
ジャンプ大Kのつま先が眼球から1ミリのとこでボタンを押すくらい反応の悪い私ですが、なんで反応が悪いのかの回答を一つ見つけることができた。さっき。
今の今までこの事実に気づいてなかった。なんならあたしの感覚器の性能の悪さの根源に繋がりかねないくらいの話だと思う。
あたし、目の使いかたを知らないで生きてました。
うへえ。
いや、散々聞いてきたわけです。記事も見た、Twitterでも言及があった、動画でも、なんなら配信のチャットで質問したことすらあった。
「画面のどこ見てゲームしてますか」
ちなみに相手キャラの上らへんを見てますとか、全体的にぼんやり眺めますとか、見ている風景は人それぞれぽい。
あれこれ情報をもらっていたものの、彼らの言っていることを本当には理解してなかった。
はりさんの視界
あたしはこの黄色い枠のあたりだけを見ています(いました)。いついかなる状況にあろうとです。
「いついかなる」とは、相手が飛んでいるとかそういった様々の条件に関わらずということです。
つまりこの絵の状態の時、はりさん的には敵キャラの姿を見失っています。いなくなってビックリして20フレームほどを浪費し、(自キャラの近くまで移動してきたので)やっと見つけて中Pを押すのと被弾がほぼ同時という感じ。
同時というのは比喩とか盛ってるとかじゃない。これらの挙動をキーディスつきで録画して、ほんとに着弾前3Fとかでボタン押してる。
違和感
カゲのめくり飛び対応の練習をしていて気づいたのだが、どーも頻繁にカゲの姿が消えるわけ。
いま絶対見失ったよなあ、ずっと画面見てるし、いつ飛ぶかもわかりきっているのに見えなくなるのっておかしいなあと思っていた。
体のどこかがわかりにくい色なんだろうかとか、上半身もしくは下半身、顔とか、ごくごく狭い特定の箇所を追跡しているのだろうかとか。派手な衣装に変えたり、はたまたモニタの位置が高いのかなと椅子の調節したりもした。
カゲってどんな飛び方してるんだっけ?と思い出してみる。
記憶にない。
これは見てないやつです。視界の外にいて認識してないから、飛びのモーション自体が記憶に残ってない。
見てないから飛びが落とせないんだ。だから、見る方法を見つけたらいいんだ。
しょうもない話書いてると思うんだけど、コペルニクス的ってくらいの大転換が、あたしにはあったのよ。
解決への動き
「画面全体を見る案」とかはすでに試したことあんだけど空間をそのまま見るのが苦手なの。真っ青な空とかも凝視できない。目印もない空間とか背景を捉えるという能力がないのよ。
なのでぼんやり見る案は却下。無理なもんは無理です。
「相手キャラの上あたりを見る案」というのもあるんだけど同様に無理。空間を見るという意味で同じ。
若干しんどいが、もういっそカゲをずっと見続けて追いかけてみようか。追いかけてるつもりだけど、ちゃんと意識して追いかけてみよう。
と試してみたら、これが(目下のところ)当たりでした。
当然あたしは「これからキミがオート対空になる話」を何度も再生してるわけです。見てるつもりでいたけど、みんなとあたしの「見てる」は違った。
試す
とりあえず対空するとかは一旦抜きにして、ぴょんぴょん飛び回る敵キャラを見てみる。ジャンプ中は意識的に眼球を上下動させて、視界の中心に相手キャラを置き続けるように。
すんごいの。敵が見えるのよ。完全にとまではいかなくて、中心視野が動いて見失いそうにはなってた。
これが見るっていう動作なのかーって思ったわ。
いままではどうしてたかというと、上の絵の黄色いとこに眼球の向きが固定されてたの。なので画面外からすっとんでくるナデシコとか、飛びとか、斬空とかキャノンなんとかとか、ああいうのは全部「突然出現して当ててくる卑怯ななにか」だったわけ。画面内にあるものなのに、あたし人並み以上に狭い中心視野だけにしか意識向かないので認識できなかったというわけ。
そういえば、撃墜できるかはともかくキャミィのフーリガンだっけ?百鬼みたいなの。あれは見えるの。たぶん低空の弾道で飛んでくるから、視野にぎりぎり収まってるんだろう。
やーなんかいろいろ納得した感ある。
で、この眼球を動かすという動作がほんとに慣れなくて、めちゃくちゃしんどい。こんな目の使い方してこなかったから。たぶんヤギみたいな視界で暮らしてたのだわ。
いままで飛びを落とすのに大ボルトを使えるケースというのはほぼなくて、開幕ジャンプを捉えられたらまあマシくらいのものだった。トレモのレコーディングでいくつかの決まった飛びをさせているだけでも落とせることは稀だったのだが、目を上下動させながらだと8割以上が大ボルトで落とせた。
すごい。キャラをちゃんと見ると対空できるんだ。
当たり前過ぎて草も生えない。やー当たり前のとこに片足かけましたよあたし。
愚痴
物はこうして見るものですとか、学校で教えてくれよ。
とでも言いたい気持ちだが、ほとんどの人は動くものを目で追う性能があるらしい。自覚はあるんだけど、ほんとギリギリ「健常者」ラインのこっちで生きてきてんだなって思うよ。
ボーッとした子供だったなと思ってたけど、ニンゲンの性能悪いだけっていうね。
困るのは、この境界ギリギリ近くじゃない人からするとこの感覚はわかんないので(一度も通じたことがないです)、いやいやそんなことないでしょ、って一笑に付されてしまう。
いいけども。
「対空:飛びが見えない原因は周辺視野」への2件のフィードバック