正しくは「ガンボ」というみたいだけど、ガンボの知名度低くてスープであることまで説明しないといけない感じがアレなため、ガンボスープと表記しています。
オクラとセロリと玉ねぎとかのスープで、緑色と茶色が主成分の地味な汁物であります。
メキシコあたりの料理みたい。アメリカ人とかメキシコ人とかが食べるんだろう。まえにロイヤルホストで出てきたのが気に入り、レシピ調べたりしました。たまに作ります。
スープは多めに作ってストックしておくと、ご飯が手抜きできるのでヨメがたいそう喜びます。ヨメを堕落させる片棒を担いでいる気がしなくもないですが、苦労させるのが目的で暮らしているわけでもないし、まあいいか。
このガンボ、調べるとなかなかレシピが適当です。
セロリ玉ねぎピーマン、そしてオクラあたりはレギュラーで、鶏肉か魚介を入れるとか、トマトを入れる入れないだとか、ひとによって全然ちがう様相を呈します。
あれだ、田舎料理だこれ。メキシコ人が食べるという時点でそのへんはお察しでありますが、あるもん適当に煮込んで食べるという、冷蔵庫で死にかけてるみなさんを一挙にやっつける感じで作るものみたいな。
ちょうど我が家の冷蔵庫には、買ったけど食べるのをついつい忘れちゃったキャベツの千切りなどがすっ転がっていました。
こいつも入れてしまおう。
しかしスープにした時に千切りの形があちこちにいるのもなんか違和感ある。クイジナート登場。水を入れ、トマトと一緒に粉砕。もうこの液体にキャベツが入っていると察知できる人間は、この地上にはおりません。粉々ですからね。同様にいくつかの材料は軽く粉砕してから次々と鍋に投入。在庫処分がはかどる。
人参も入れちゃう。スーパーで安かったんだよ。大きめに切り、同じく安かった豚肉と一緒に圧力鍋。豚肉は下茹でして油を流してから。3分加圧でもう柔らかく。
あたしが煮物を作るときはたいてい、知らん間にすごいボリュームになります。買い物中に、出来上がりの量を想像できてないみたい。
いつも作り始めてから
「なんか今回も量がすごい(´・ω・`)」
とか言い、ヨメが呆れるというのが常態化しています。
トマト缶とかも入れちゃってガンガン煮込んでできあがり。味付けは塩と葡萄酒、オリーブオイル、ほんの少しのワインビネガー。
うますぎる。
ちなみに今回はオクラを入れ忘れたため、単なるブタと野菜のトマト煮込みになってしまいました。
後日カレーにした時にでも入れよう。
トマト・玉ねぎ・葡萄酒が絡むレシピにハズレはないね。大抵の場合、この御三方が上手に味を整えてくれちゃう。
これに頼りきっているため、わが家に玉ねぎの在庫がなくなるとあたしはたいへんに狼狽し、
「なんもつくれない(´・ω・`)」
と家のなかをウロウロすることになります。