Pierce the Veil
プレイヤーが与える全てのダメージは、20%増加する。しかし、マナコストが30%増加する。
※引用部のスキルの説明はDiablo3 Wikiから。
使ったこと無いわけじゃないんですけど、以前シュシュシュだけでマナ枯渇したのを見て背筋が凍り、即座に外したということがございましてね。
鉄火場でマナ切れました^^とかなりかねんと。自分でリソースのコントロール下手なの分かってますから、これはだめだと云うことになったわけです。
でも威力+20%。
賢く使えば10000ダメージが12000に化ける。
12000。
ゴクリ。
#あたし自身は10000超のダメージなどクリティカルの時にしかお目にかかりません
さっくりマナコストの増大がどのくらいになるか試算してみよう。実際はどうか知らないけど端数切り上げ。
シュシュシュ:10 → 13
Grasp of Dead:122 → 159
ク モ: 5 → 7
カエル:34 → 45
イナゴ:196 → 255
Haunt:50 → 65
SW:49 → 64
SH:59 → 78
Hex:49 → 64
255て。
255て。
キリのいい数字なんだけど~ってそういうことじゃないんだよ。
イナゴのとこの数字見た瞬間、
「あ、むりだ」
ってなりましたのでこの話は終了。
おつかれっした。
いーやまてまて。
あーもう秒間1000くらいマナ回復してくんないかなー
あたしだけでもいいんだけどなー
イナゴ馬鹿一代であるあたくし、DoTメインなわけです。
そしてさいきんPrimaryはシュシュシュからジャンプ蜘蛛の運用に変えています。
#色々と無理あってシュシュシュに戻しがちではありますが。
ということは――
- イナゴはふつう連射しない
- 秒間の消費は穏やかになりがちである
- クモの消費はシュシュシュの半分以下。そうそう減るまい
- それにもうあのころのあたしじゃない!
- かも!
- そういえばマナそのものは余剰気味
- Hauntを組み込む際も負担増はわずか
- マナゴでマナゴのマナ消費を下支えすればいいのではないか
なんてあたりを考えると、いけんじゃないかなーと。
最後のはムリがあるとは思います。わかってる。
消費低減を考える
最悪マナ枯渇の暁には、このプランを下支えするもう一つのPassive。
Blood Ritual
マナコストの15%は、ライフで消費される。加えて、1秒当たり最大ライフの1%を回復するようになる。
こいつの導入もあわせて考えてみる。
ざっくり試算してみます。
Pirece the Veilにより、イナゴのマナ消費が196から255に増えました。
消費される255のうちの15%、実に38マナ(端数切捨)はBlood RitualによってLifeで肩代わり、つまり実質消費は217マナ。
結果、元から21マナ(11%)増えて威力20%増。どうかな。
Spiritual Attunement
最大マナが20%増加する。また、1秒当たり最大マナの1%を回復するようになる。
こっちもありですね。
最大マナが大盛りな人はこっちのほうが分がいいのかな。
Spirit Vesselを外す選択は一生涯ありえないことを加味しますと、お気に入りのFetish Sycophants(ちっこいFetishどもがたまに湧く奴)がベンチ入りに。
Fetishは馬鹿にできないダメージ源になってる(ぽい)んですが、こいつらのランダム性を捨ててダメージ底上げという方向性になりますね。
席は3つしかない
気になる点はやはりあります。
Blood RitualやSpiritual Attunementまで導入しちゃった場合というケース。
普段は慌ただしくて注意を払う余裕が無いんですが、Fetishってターゲット取ってるんですよね。
それだけで既にじゅうぶん働いているわけで、このあたりが威力増/マナコスト減云々との比較でどこまで差が出るかということですよ。威力増えたぶん瞬殺できるようになるなら御の字ですけど、常時こっち向かれて噛み付かれて死亡とか笑えない。
FetishをActiveに持ってきたとしても、HexやFetishに効くPassive(Tribal Rites)を切ることになる。殺生な。
Pierce the Veilの持つ意味
大仰な見出しですが、WDさんはそもそもマナコストに関してはすごく軽いかすごく重いというビルドになりがちです。少なくともあたしが考えている範囲では。そういう極端なバランスにしてあるということですね。中間を上手に拾うのはむつかしい。
消費の重いビルドのためにVision Questという意味不明なPassiveが用意され、その傾向を派手に煽っていたりもすると。
#Vision Questの導入を思いついちゃったからこそ、一部を極端に重くしたんだというのが事の真相なのではないかと、多くの人が考えています。
VQはさておき、ただでさえ重くなりがちなマナコストを増大させるベクトルに振るには、はっきりと方向性を定めることが肝要になります。
割りきって余計なもん捨てろよと言われているかのようです。
VQ熊ビルドが熊連射のためにスキル選択を収斂させていくように、Pierce the Veilにおいてもそれに見合った装備を揃え、つまり使うための前提を整えた上で、初めて選択を検討するスキルなのではないかと思うわけです。
着の身着のまま羽織るにはハードルが高いスキルであると言えます。
結びのことば
軽めのビルドにすると常時フルManaでリソースの有効活用ができてないように感じ、重めのビルドにすると即カリカリクポー。
うまいバランスを取るには、強力な回復能力こそが求められるわけですが、
世の中そんなに甘くねえんだよ
という厳しい現実を直視するはめになっているあたくしなのでございます。
あー
空が青いなあ。