あたしのつくるパン

主食といえばコメ、パン、パスタや麺類くらいですかね。
あたし大抵のものは食べられるデブに適した食の趣向を持っておりますが、やっぱりいちばんは米がいい。雑穀米でも白いのでも、押し麦混じっていても餅米でも、お米が好きでございます。
一方の代表格はパンでしょうが、かつて、あたしそれほどパンに強い興味をいだいてはおりませんでした。
空気だらけでスカスカだから。
あんなスカスカのもんでなく米がいいわ、といって生きてきました。
こんな自分がまさかパン作りを面白がってやるようになるとは予想もしとりませんでしたよ。菌と糖類、温度や水分の絶妙な按配が出来を左右するメカニズムに惚れたんだと思います。
#パスタ・そば・うどんも大好き。クスクスも大好き。

自分でパンを焼くようになってこっち、どっかで外食をするたびに、食べる機会があるものならパンを頼むようになりました。ファミレスでなんちゃらセットを頼んで、ライスでなくパン。一年前のあたしが見たら目をひん剥いているであろうと思います。
ココスでもロイホでもいいんですが、頻繁ではないにしろあちこちでパンを食べますと、目の前にある、このよくできたパンと、あたしの焼いた「あたしがやったにしては」よくできたパンを比べることになるわけです。
「けっこう今回はいい出来じゃないかなー」
とか言っていたのが一転、
「嫁よすまぬ。あれはパンでなく泥だ」
と頭を垂れるといった具合。厳しい現実の前には、謙虚でなくてはなりません。ふわっと焼けたなーと思っても、それ焼いた直後だけなんだよね。翌朝は硬くなってしまう。
先週末はパンを焼かずに過ごしました。まだ在庫があるからですが、水分に関する巨大な勘違いを修正すべく、今週末はなんとかパンを焼く時間をこさえたいものだと思っております。金曜日が帰社日、土曜日が会議。日曜日に頑張るしかないお(´・ω・`)

また、いちどツヤツヤのパンを作ることができて満足したっぽくて、こんどはドリュールなしのパンを焼きたいなーなどと考えるようになりました。さらさらぱりっとした皮の素朴なパンもいいよね。
はー。パン教室いきたい。

瓶の底にいる連中がかなりの量になってきたので、そろそろ小麦粉を食わせる頃合い。
葡萄酒用の酵母買っちゃったんだけど出番ないなあ。

りんごとはちみつ

日々、瓶の底にたまった屁こきピザデブ共(オリ)を確認しては、
「起きろ」
とばかりにシャッフルしてやり、ジュースの糖分を食わすことに血道を上げております。
うちの子たちはだいぶ数が増えた感がありまして、この趣味をはじめたばかりの頃に比べると、ジュースを食っていくスピードがだいぶ違います。発酵の過程そのものへの不安がなくなってきました。
むろんこれは寒い時期だからの話で、春以降気温が上がり、発酵スピードが上がり、一方で管理も忙しくなるという流れが待っています。部屋の中で普通に放置とかがリスクを負うようになるわけで、注意したいところ。
そういう季節を経験してみないとわからんことでもありますが、発泡スチロールのケースでも用意してやろうかなと考えています。夏場の気温とかほんとうに危険。誰も居ない間にビンが爆発しましたとか目も当てられない。ヨメにも怒られます。

先日、クリアタイプのりんごジュースを食わせた発酵液を菌どもから取り上げ、飲んでみました。
発酵で連中が盛り上がっているときは液が濁ってるんですが、だいたい食い尽くしてやる気がなくなると、連中はそこに沈んでじーっとするんですね。混濁タイプのりんごジュースかと思うほど濁っていた発酵液が綺麗に晴れ上がる。上澄みだけいただいて、オリには別途砂糖を食わせ、次回作へ備えさせたり、小麦粉を食わせてパンの種にしたりしています。
リンゴは非常に良い出来で、簡単に仕上がりました。家庭用で飲むならいいなーコレ。
雑味の少ない、キリッとした飲み物になってました。小岩井やるな。

りんごジュースは小さい瓶にあと幾分か残るだけなので、また仕込もうと思っています。
同時に進めていて、出来上がりが楽しみなのが蜂蜜。
SKYRIMプレイヤーなら一度は飲んでみたい「ミード」を作っています。作るといってもこれまた簡単な話で、蜂蜜を食わせて終わり。
調べて納得しましたが、ミードを作るには蜂蜜を水で薄めたものを醸すんですね。
蜂蜜は糖度が高すぎて、3000年経とうが腐らないので、水で薄めて糖度を下げ、菌が繁殖できる状態にしてやる必要があると。
蜂蜜って花粉集めて色々アレしたあとで、ちっこいハチどもが羽で風を送り、水分を飛ばして保存しているわけです。せっかく水分飛ばしたのにニンゲンは水で薄めちゃうわけだ。酷い話ですね。
このミードはちょこちょこ味見してますが、まだまだかかりそうです。糖度高すぎて発酵の進みが悪いのかも。

焼いたパンが翌日固い

先日、わりと高得点の出来であると自負したパンをですね、ヨメがお弁当に持ってったんですね。
朝あっためて、バター塗って、黒ごまペースト塗って持たせたの。
どんなもんだかなあと思っていたんですが、彼女の帰宅後にパンの感想を聞いてみますと、
「あれ?と思うくらい固かったー」
オブラートに包んだ表現をしないあたり、察するにかなりの固さだったようです。
これはいかん、ということで調べてみます。
同じ内容で悩んでる人が山ほどいたことにまず唖然。こりゃ解決の目処がつくのは早そう。

で、大体わかりました。

焼いたパンは冷めきる前に袋詰めする

なるほどこれかー。勘違いしてた。冷め切ってから袋にいれるものだとばかり思ってた。
そういえばーと思いだしたんだよ。
パン屋さんで焼きたてを買うじゃない。袋に入れてくれたりするけど、パンがまだわずかに熱持ってて、袋の中が蒸気で曇ったりするんだよ。
「この蒸気でパンがべちゃっとしたらやだなあ」
って思ってたんですよ、今まで。
逆だった。これが正解だった。あたしが冷めるまで放置してたのは、つまり、パンの水分をひたすらに失わせることをしてたのね。そりゃーかわいて堅くもなるよねー。

焼きあがったら5分冷まして、タッパーや袋に詰めちゃうのがよいとのこと。
気をつけよう。

低温で長時間焼いてると水分が抜ける

オーブンレンジで焼いてる以上は、ある程度そういうもんだと思うほかないのかもしれないなー。
水分が抜ける分を補うってのが可能なのかは考えたい。

もともと水分少ない

Q: 全体に固くてボリュームがでないのはなぜでしょう?
A: 水不足の場合。水が少ないと生地が固くなり、伸展性がなくなります。生地の固さは耳たぶぐらいと言われていますが、実際にはもう少し柔らかめに仕上げたほうがいいでしょう。それには水をやや多めにすることです。

よくあるご質問@日本製粉

うわー。耳たぶって。うちのは水そのものも足りてなかったー。

小麦粉がそもそものところ、どのくらいまで水分を許容するのか(形を保つ程度のかたさを保てるか)を知らずに今までやってました。粉と水を少しずつムダにするかもだけど、どのくらいの比率までOKなのかを見極める実験とかするといいかもしれないな。

ほか参考にした記事

まず、吸水ですが、砂糖分が10%以下の生地の場合、粉に対して68%前後が適切です。
小麦粉の重量が書いていませんが、250g仕込みでしょうか?(砂糖は25g、塩5g見当で考えますと)この場合、水は170gが適正な量といえます。
卵や牛乳は水と総量で置き換えるのではなく、簡単な計算で80%の水分と置き換えると良いでしょう。

手作りパンが硬い理由はなんですか?

あたし水足りてなかったんだなーということを痛感しております。

中種法、みたび

あたしも確かに、皆さんと同じく山羊と羊とロバを庭(庭?)でたくさん飼うのとか超憧れます。しかし現実問題それは厳しい。悩ましいところですね。

そのかわりに、菌類なんていかが?忙しい社会人でも庭がなくても大丈夫。
猫でも10匹飼うのは大変でしょうが、あたし飼ってる菌の数は余裕で億のオーダーです。むろん数えたことはないけども。
で、この億とかの単位でいる菌どもに、再びあれを食わせることにしました。
小麦粉です。

今まで数回、中種法によるパン作りは失敗を重ねています。
少し前に「しばらくの間はやらん」と言っていた舌の根も乾かないうちにこれだ。
だって葡萄を食わせてた酵母ビンのオリが、たくさんたまってたんだもの。
小麦粉を100g計り、ビンに投入。テキトウに撹拌してちょいと保温してやり、放置。基本ほっといてもいいペットなのがとても良いです。散歩させたりブラシかけたりしなくていいんです。

懲りずに中種トライ

前回の失敗の根本的な原因はひとえに、まだ発酵終わってないのに、発酵そのものが失敗したと早合点し、焼いた/投げたという二点につきます。膨らんでないしもういいや、焼いちゃおう→ひどいパンができるの流れ。
あたしはドライイーストのスピード感覚でいたため、天然酵母とやらがこれほどスローライフで、ゆとりで、おっとり系ゆるふわな奴らだということを知りませんでした。

コナと酵母液を混ぜ、台所に放置。あたしも進化したもんだと思いますつくづく。根拠なしにこういう行動は忌避されるべきもの(だって腐るじゃんと思ってました)だったあの頃が懐かしい。
最初のうちは全然、なーんの動きもないんですが、だんだん膨らんできます。実際どうなっちゃうのか想像もつきませんがひたすら、倍以上に膨れるまで我慢。
そして倍きた、とうとう倍に膨らんだ。しかしその日は平日、パン焼く元気はないぞ。どうする。
寒い台所で育った連中ですが、更に寒い冷蔵庫にビンごと放り込み、週末まで放置です。
倍になるまで3日ほど、冷蔵庫で2日くらいは放置されてた気がします。ひどい話です。
しかし3日もかかるんじゃ、その日に思いついて天然酵母パン焼いちゃうキャピとかは現実的ではないですね。

その後もスローライフ

中種に使った粉は100g。酵母液の重量は不明です。適当に混ぜたので。
こいつらをボウルにあけ、量ります。マイナス100gした重量が水なわけです。菌の重量は考えない。
残りのコナ200gやら砂糖やらアレコレを混ぜ、お気に入りのマーブルめん台でコネにコネた後で一次発酵に取り掛かります。
ここでも、ドライイーストを使うよりは心持ち長めに時間を取ります。しかし過発酵で失敗した前回の記憶があまりに苦い。頻繁にふくらみ具合をチェックします。
ふくらみがやっと倍。ここまで90分くらいか。思ったほど長くはなかった。

スケッパーで種を小分けにして寝かせたり整形したり。そんで二次発酵。
二次発酵はやはり長めで、つごう2時間近くはかかったんでないか。うまく焼けたとき同様のふくらみ方をしているのを見て、この時点でやっと勝利を確信。いける、いけますぞ。
さっそく余熱→焼成。
おいしくできますように。

そして

20130127
上手に焼けましたー!
皮も薄皮です。中の生地も、あたしにしてはよく膨らんでいます。ドリュールはちょっと失敗、パリっと感が少ない。これは今後、要研究です。暖家のパンは何塗ってんだろうあれ。
が、ここで、まさかのひび割れ。まさかっていうのは大げさか。黒糖ロールみたいな巻き方をしたパンが、窯伸びの際にひび割れておりました。
このヒビ割れの場合の原因は、発酵がハンパだった場合でした。もっと膨らんだ状態で焼かなければならなかった。
つまり、二次発酵はまだまだいけたということのようです。
まじっすか。かなりふくらんでたんですけど、本当はまだまだいけたんすか。
次回はもっといけると。やはりそろそろパウンドケーキ型の出番な気がする。発酵や焼成の際、膨らんだパン同士がくっついちゃう。縦方向に伸びるやつを用意して、スペースを稼がないといけません。
そしてそういうパウンドケーキ型は既に買ってあるのです。剥がれない;;とか対策の紙もある。
次回はこいつらが登場の予定。

発酵やドリュールでケチはついたものの、ドライイーストじゃないパンでもちゃんと焼くとこまでこれました。進歩進歩!

再び暖家のパン

あたしが知るかぎり世界で一番うまいコッペパンを焼く暖家に行きました。先週は日曜に行ったらお休みで、買えず終いでございましたのよ。ちなみにその日曜日も、店はしまってるのにパン焼いてる香りは漂ってました。何かの練習やら仕込みやら、してるんでしょう。
あたしもヨメも暖家のコッペパンの虜であります。
店に行く道中も、どのジャムを塗ってもらうかの相談に熱が入ります。
結局、黒豆きなこをひとつ、ピーナッツバターをひとつ、計2つ買おうという話になりました。

この店に入るのは二回目です。品揃えはやや少なめですが、これは時間帯によるものでありましょう。石窯で焼いてたら窯の温度の上下動そんなに簡単じゃないでしょうから、きっと午後辺りになれば違うパンも出てくるんだろうと思います。前回きたときは午後の時間でしたが、ハード系のパンつうの?皮の硬そうなパンみたいなのもいくつか置かれておりました。次回は午後に行こう。フランスパンとかも食べてみたい。

さて、店に入りました。我々コッペハンター2名はコッペパンのチェックを済ませ、ほかになにか買うもんあるかな、と奥を見ていきます。チョコクロワッサンがあったのでついでに買います。
メインのコッペパンは2つ買い、黒豆きなことピーナッツを塗ってもらいます。
そして帰投。

至高のコッペパン

danke_coppe
クープとかクラストとか、なんかパン用語色いろあるんですけどあたし覚えられないんで説明はテキトウです。
皮が超薄い。ギリギリにパリっとしてる。中は嘘みたいに柔らかくて軽い。焼かれて残った生地部分の泡とかが、びっくりするほどノビーて、この風船みたいなパンを細い骨で支えている。
この皮をどうやるのか知りたい。表面のツヤは一体なんなのか。そしてふわふわのパン生地の秘訣は。
客が「これどうやってんすか」とか聞くのも馬鹿な話です。
聞けないあたしは家でひたすらパンを焼き、失敗作をヨメに食わせ、またパンを焼くのであります。
ああ。
うまい。

チョコクロワッサンもたべました。ピンとは来なかった。チョコクロはサンマルクのが一番うまいなー。

葡萄ジュースを買ってきた

リンゴジュース発酵液の確認がすべて終わっていないにも関わらず、ウェルチの葡萄ジュースを買ってきました。
糖を分解してアルコール発酵を行う菌類を飼育するのです。
小さい瓶に小分けしたあとのリンゴジュース発酵ビンはオリだけ残った状態になっており、そろそろ食うもんもなかろうということで砂糖を少し投入してあります。今日も元気に食いまくっています。
この1リットル瓶に800mlのウェルチを投入。お前らメシだぞwwこの屁こきピザデブどもがwww
翌日ビンを見てみますと、さっそくぷくぷくと泡立っています。順調そう。

本当は、めいらく(スジャータ)の赤葡萄ジュースが大変にうまいんですが調達できませんでした。そういえばいつの間にか買っちゃっていた、仏蘭西あたり出身のワイン酵母のパックもあるんだった。次回はこれとめいらくのコンコードでやりたい。相性は悪くなかろうオフフ
葡萄酒につかう品種だとジュースはなかなか無さそうだよねーとおもいきや、カベルネやリースリングのジュースは存在しとった。が、安くはない。こんなん、菌に食わすより自分で飲むほうを選ぶに決まっておるではないか。

そんなまじめに調べたわけではありませんが、酒造用の葡萄は粒が小さく糖度が高いものを使うんだそうで、同じ作付面積でも収穫できる重量がまるでちがうってことだわな。
糖度ね。
あー。
ウェルチとかの普通のジュースをちょっと凍らせて、氷を取り除いたら濃縮できるんじゃないの?つまり糖度が上がるんじゃないの。香りの成分とか壊れたりするのかなあ。
凍らせてアルコール度数を上げる手法で度数65℃のビールを作る変人もいます
蒸留してみたり凍らせてみたり、いろいろやるもんですね。

さっきの凍らせるって、水分のみを追い出すということだから、フリーズドライとかと目的同じだよね。
フリーズドライのなんとなくのイメージは知ってるし高野豆腐もそうだというのまでは知ってるが、そもそものメカニズムを知らないな。調べる。
昇華という単語が出てくる。よく聞くしイメージは分かるがこいつは詰まるところ、なんだ。調べる。
個体からいきなり気体になることなんだと。ドライアイスが溶けてなくなるのは昇華なんだと。
で、モノを-30℃とかで凍らせて真空中にほっぽらかすと水分が「昇華」して乾くんだと。
昇華していたのか。
リンク貼っとこう。

昇華 (化学) Wikipedia
フリーズドライ Wikipedia

で、得心。
だから冷凍庫の氷が小さくなるんだなー。
氷って乾くんだな、くらいのテキトウな認識でぼんやり生きてました。すいません。
乾かねえよ。

葡萄お役御免

日々、林檎アレ液のはいったビンを眺めてニヤニヤしたり、揺らしてニヤニヤしたりしています。
ペットは菌類です。おねーさんです。
だんなさんだんなさん、とか、逆鱗拾ってきたりとか、ニャーとか言ったりもしませんが、日々、ボコボコしたりシューしたりしています。意味がわからないと思いますが本当にそういう具合でございますので。
餌はおもに糖類です。
あたしが甘いモノを控え始めたと思いきや、ペットが食いまくっています。

先日、もうスカスカだろうから除去しちゃおうということで、酵母ビンに入れていた葡萄の房を取り出しました。ほどよい甘さが美味しい葡萄でしたが、こいつの中にあった甘みは、すでにペット共が食い尽くしているはずです。
白い「もろみ」みたいな泡状のものもあちこちにひっついており、こういうペットを飼い始めていない頃のあたしが見たら、間違いなくビニール袋越しでないと触れない様相を呈しています。
ひとんちで見たら、目を背けつつ急用を思い出すであろうと思います。
そんな葡萄を手で取り上げ、粒を一口たべてみます。
そうですあたし食べました。成長したなー。
予想はしてたが本当に甘くない!
甘さのない葡萄を食べたことなんてないです当然。
わー全然甘くない。そして果肉を食べているはずなのに、果肉から感じられる炭酸の舌触り。シュワシュワしている葡萄なんて生まれて初めて食べました。
うまいかと言われますと、うまくもなんともない。ペットが食い尽くしたあとの残飯をかじっているようなものですしね。
いやーこいつらよく食ったなあと感心しつつ、ビンのふたを閉じました。
いい感じに育ったっぽいので、こいつらに今度は小麦粉を食わせてやります。
パンの中種です。おねーさん再び挑戦。

理屈で言えば不思議でもなんでもないことですが、葡萄をあたしはかじりました。
かじれる形を保っていましたし、食感そのものは紛うことなく、酵母液につけるまえの葡萄とほぼ同じでした。
果物なんて腐ったら形もなく溶けるのが普通ですが、酵母菌はまさしく糖だけを食ったがゆえに、葡萄のかたちが綺麗に残ったんですね。
腐敗で葉や果物が溶けるのも、菌がそのように食っているからなのだなあ。
当たり前の話ではありましょうが、目の前で実体験できると、こんなことでも感動を覚えます。

瓶詰め

先日仕込んだシードルを小分けにするために、機械瓶というものを買いました。
機械・瓶。
なんかマシーンなものを想像してしまい、リンゴの発酵液を詰めるはずが重油軽油的な気配を感じちゃいますが、圧着できるフタ付きの、こう、なんというか、バッチンとカカッとなる金具とフタ付きの瓶のことです。つまり動力は自分です。ビール瓶とかだと王冠を毎度消費しなければいけない上に打栓器(5,000円くらいする)が必要ですが、これなら頑張れば自分で栓できる上なにも消費せず、ある程度の圧を封じ込めることができます。
こいつを使って楽しく瓶詰めを開催いたしましたので、忘れっぽい未来のあたしにむけて今後の注意点を書き留めておきます。

ビンをさっそく熱湯で洗い、リンゴのシュワシュワした例のやつを注いでいきます。

ビンは冷やせ

ここで失敗一つ目。ビンがまだ熱くて、一気に泡立って溢れてしまう。
便は熱湯消毒した後、熱いまま使ってはいけない。冷やそう。
そりゃコーラを熱いコップに注いだら惨事になるわな。なんで気付かないのか。
#でも急冷すると割れるでよ

ビン底で泡立てるな

同時に購入した特急じょうごはほんとに特急でありまして、これはいい買い物をしたと思っております。
が、失敗二つ目。注ぎこむ時に流れ落ちる勢いでやはり泡立ってしまい溢れてしまう。ビンの肌を伝うように液を落としてやらないといけない。けっこう難しい。
天津飯やディアブロ様みたいに腕がいくつかあるといいんですが、原液のビンを持つ右手とじょうごを押さえる左手しかないので、そこで細いビンを斜めにするとかはけっこう難しい注文であります。

プライミングシュガーが砂糖だって忘れるな

ここまでで、もともと1リットルあったリンゴの発酵液は、おそらくトータルで900ml位になっちゃっているんではないかと思われます。もったいない……。
最後に、砂糖を投入します。補糖というらしい。
が、めんつゆとか作るときと同様に気をつけなければいけなかった。
砂糖を入れると泡立つんでした。顆粒っぽい砂糖使ってたのもきっと敗因の一つ。
あらかじめシロップにしておくとか、そういった工夫が要りそう。
あんなちょこっと入れたくらいで意味あんのかわかんないけど、どうなるやら。

数日ガマン

cider
容量250mlのビン4本におさまったリンゴのよくわからない液体を数日寝かせます。
どうなるかな、お腹壊したりしないかな。
それぞれのビンを見ると、ビン底にはうっすらとオリが溜まっています。一切の加熱をしないので生きとるわけです。
楽しみです。
元の大瓶の底に溜まったオリのほうは、次回作のスターターになるべく、砂糖を食わせつつ待機。冬場だからこういう雑な放置もできるってものだわなー。暖かくなったらなんか考えないとね。

シードルを仕込む

そう、酵母でパンを作るのは時期尚早と判断し、手を止めたあたくしでございますよ。
が、よくよく考えればこっちはおまけで、自宅で酵母を育てることに興味を持ったきっかけは自家製シードルを作ってる人々のブログ記事を読んだことにあったのでした。
そうだった。
そして、パンの種は一向にふくらまなかったが、酵母ビンを開けた時の香りはまさに酒。葡萄酒ですら顔をしかめるヨメに嗅がせますと同じ顔をしたので間違いありません。アルコール発酵しています。
で、今度は酒を育てることにしました。
使うのは、パンでこそ失敗したもののリンゴをたっぷり食わせた酵母のみなさん。
#酒税法うんたらかんたらにつきアルコール度数は1%以下でうんたらかんたら。

まずはりんご100%のジュースを買ってきます。近所で売ってなかったので少し歩いてヨーカドーまで。
りんご100%ジュースくらいどこにでもあるだろと思ってましたが、そうでもありませんでした。多少高くても100%がいい、なんていう客は少ないということの良い証左です。30でも10でも無果汁でも安いりんごジュースがあればそれでいいんだと。だから第三のビールとかいろいろ変なものでも売れるんですなー。
#昔聞いた話じゃ、クイーンズ伊勢丹とかの高級スーパーでは高い順に売れるらしいので、客層によって購買行動はまったく別物になるのかもね。

が、こっちは酒を造るのであります。リンゴと砂糖水を合わせた何かで造るわけにはいかない。100じゃなきゃ困る。さらに香料なしのものを探しましたがさすがに無理がありました、そのへんは妥協。初戦だしこだわりすぎなのもいけません。
意気揚々とりんごジュースの瓶を持って帰り、ジュース少しを小瓶に移し、酵母液と混ぜあわせます。そんで放置。
保温器みたいなしゃれたものを持っていない我が家ですが、なんとかいい感じの場所を見つけてそこでぬくぬくと育てます。
数日後にビンを振りますと、蓋の隙間からシュワ!キタコレ。瓶内の泡の勢いも素晴らしい。
ビンが破裂しないように圧だけ抜いてやり、また数日放置。泡の勢いは未だ元気。そして瓶の底には白いオリが沈んでいます。増えておる。これは成功の予感。。。
これを、元のりんごジュースのビンに戻して、放置。

で、これがいま放置中なわけです。
もうどんなことになってくれるか楽しみで仕方なく、またこんだけ大きなビン(1リットルくらい)で作るということは、きっと膨大なオリの生産にも期待ができそう。
うまく出来たらたまりませんな。
これでたくさんオリができたら、こいつをパンに持って行くとかも企んでおります。
ビンの中の泡立ちが落ち着いてきたら、小瓶に分けて、二次発酵用の果糖(プライミングシュガーっていうらしい)をするという手順が待っています。

酸素があってもなくても生きることができ、酸素の有無で振る舞いを変えるというこの菌の特性は、調べれば調べるほど面白いものです。
コナこねて焼けばパンだと思ってましたが、なかなかどうして、科学ですよ。

アルコール1%うんたらかんたら:
アルコール度数1%未満しか作ってはいかんという酒税法のあり方には疑問を覚えますが今はコレがルール。仕方ない。
二次大戦中の大増税の際の負の遺産が、なんだって21世紀においてまで生き残っておるのか。一般家庭での酒造用の米を作付けする農家も出てくるかもよ。雇用創出じゃないの。ね。
無意味な規制でしめ上げるのやめて、あたしが家庭で蒸留酒作ってもOKくらいのかんじにして欲しいです!

自然酵母パン2連敗

美味しい小麦を育てた農家の人には心からお詫び申し上げたい。
ごめんなさい。かなり粉を無駄にしました。
自家製酵母でパン作っちゃうぞーとぶち上げましたが、いやはや難しいものです。

ふくらまない。

もう1日がかりどころか、翌日までのんびり発酵させてもダメ。
寒い折ですので、一定温度で保温し続ける環境の確保が厳しいです。自宅サーバの上にポンと置くといい感じなんですが、模様替えで机の下に移動しちゃいました。サーバ機を元のポジションに戻して、保温台として使えるようにしようか。
世界中のサーバ機の上にスターリングエンジンとか置いたら、けっこうなエネルギー得られるんじゃないのかという気がする。メンテとコストの問題があるわな。大きいわな。
閑話休題。

寒いからなのか、酵母菌がいい感じに増えてないのか(つうても数えるとか無理だしなー)、ふわっと来ない。無理に焼いてみても案の定、おもおおぉぉぉいパンができて終わり。こんな疲れるもの食えない。
つくづく、ドライイーストというやつの発酵力(?)がどんだけ凄いのかというのを痛感します。あたしの酵母液とドライイーストだと、どのくらい菌の数や種類が違うんだろう。
濃縮・凝縮する術があるのか、発酵力の強い酵母に育てる方法があるのか、チラチラ調べながら、実際に失敗しながら、覚えていこうと思います。

で。

いったんオレオレ酵母パンは棚上げだ。
これではパン焼きに失敗した際、酵母がダメなのか粉その他の配合がダメなのか判別できない。
あー。
オレオレ酵母の時はパン用ミックス粉で試せばいいんじゃない。あれ中種にできるのかな?
まあいい。暫くの間、パン作りに慣れるまでの間は色気出さずにドライイーストで作る。

であるので、小さいビンに残った酵母液は、後日シードルに化ける予定です。むしろ本来はこっちが本命だったんだよ。酵母液自体が味薄いけどシードルのような風味を持ってたんだよね。これならいけるんじゃないかと思うわけですよ。
そして新しい酵母ビンの中には葡萄が沈められています。
あたしは懲りないし落ち着きが無い、台所の旅人なのであります。