チラシの裏ですがいちいち断り書きを入れる意味もないな。
LPとは性質が違う
LPは水位だから云々と地表から偉そうに言ってるわけですが、MRについてはもちろん解釈が違います。解釈というか事実として異なる。
LPは増減の値がイコールじゃないから、ポイントを取り合っているわけではないです。気持ちとしては分からなくもないけど。
おっと、LPの話なんかどうでもいい。
MR
MRの場合はまさしく点の取り合いをしている。一定値ではなくて、彼我のポイントの開きに応じて取り合うポイントが変動する。
2212 vs 2205 らへんの対戦だと、高いほうが勝つと8点、低いほうが勝つと9点動いてる。
2325 vs 2275 らへんの対戦だと、高いほうが勝つと7点、低いほうが勝つと9点動いてる。
2072 vs 1846 らへんの対戦だと、高いほうが勝つと4点、低いほうが勝つと13点動いてる。
ほぼ同点ですら、高いほうが負けることにペナルティが付くんだ。えぐいなー。
1500以下の世界は見てないけど同じ風景のはず(計算方法が違うはずがない)。
基準値の1500から離れる方向へ変動する値がどんどん少なくなるから、基準値へ戻す圧が強く効くポイントマッチになっていると読み取れる。
で、これはめっちゃ普通のイロレーティングだ。基準値の1500ってのもイロレーティングでは慣習的によく使われる値。
計算式とか諸々すっ飛ばすと、数学的に裏付けのあるレーティングシステムだよってとこが大事。なので、これのポイントシステムに文句を言う人は、これに代わるシステムの提示をしないといけないよ。
チェスや将棋、サッカーでも使われてるって書いてあるから、素人が気の利いた意見を出すのは難しいんじゃないかと思う。
Act制の意味
なんとなく感じてる程度のことで大した根拠もないですけど、TwitterでAct切り替えによるMRリセットへのいろいろな感想を目にしているので、そのへんのことについて触れておく。
なんでリセットするのかの理由は2つほど思いつく。
継続率へのケア
いっこは、一度離れた人も復帰しやすくなるよねってところ。プレイヤーの気持ちに沿ったケアをするってところじゃないかと思う。
「これだけ積み上げたのに1500に戻されるのかよ」って思う人もいるだろうけど、離れたプレイヤーの復帰ってものすごく価値が高いことなのです。
また、せっかくマスター帯入ったのにトッププレイヤーと対戦できる確率がだんだん減るわけじゃんか。4半期に一度、またみんな同じスタートラインになるから色んな人との対戦機会が増えて新鮮味が出るのもよいことなんじゃないか、みたいな。しらんけど。
デフレインフレの影響を減らす
一個目はもちろん大切な要素だと思うけど、レーティングの世界を扱うって意味ではこちらがより重要。
増減がイコールのポイント制だからインフレもデフレもねーべよって人は、これがゲーム、ホビーであるってことを忘れている。ひとはゲームをやめるんだよ。萎えるし飽きるんだよ。
だから、
MR2000の人はMR界から奪った500点をもったまま消えてしまう。
MR1000の人は逆に、MR界に500点残して消えてしまう。
一人二人ならわからないこの差も、チリツモで無視できない誤差になっていく。
トータルなんぼか知らんが誤差が出るのはよくないので、これを定期的にリセットする。すると引退者が持ったまま消えたポイントによるインフレデフレの影響をなくすことができ、どのタイミングで参加したプレイヤーにとっても平等なレーティングが保たれる。
余談の余談:すっげえどうでもいいことですが、1500以上の人と以下の人どっちが引退しやすいかっていうと、もちろん1500以下の人です。うちのデータ眺めているだけでもわかるくらい顕著です。つまり、インフレ傾向になりやすいはずです。
とか
ポイントって上げられる人はほっといても上がるから、上げられなくて苦しい人をケアできるリセットは大変に良い施策だと思うよ。
むろん今まで上がらなかった人がリセットで上がるのかっつうと知らないけど、モチベーションひとつで変わるかもしれないわけじゃん。精神状態がめちゃくちゃ影響するゲームだしね。
とかとかを思ってつらつら書いたけど、わたしにゃ1ミリも関係ない。
レーティングの方式とか賢しらに書いてますがわたしは(プログラマであるにも関わらず)数学的素養も教養も学もない、そのへんの成果のわかりやすいとこだけ道具として掬い取って生きてるミジンコなので、この手の話が不得手な人々とほぼかわんないです。計算とかできない。