
たまに罹るはしか。名称が安定しないイメージがあって、バトルテック・バトルメックとかいろいろあるやつの何かが安いと言うので、うっかり買ってしまった。
実際やってみると難しい。まだキャンペーンの最初のほうをやってるんだけど、しょぼい戦車をうつのにもモタつくし、その間ずっと被弾する。クエスト報酬もらっても修理代で赤字。
いやあ、この世界観っすよねー。むかつくけど。
資金が切れる前に腕を上げないとどうにもならん。
そんなに数が多いわけじゃないけどMechWarrior 5の動画を上げているひとがいるので、ちょくちょくそのへんを見ながらコツを掴もうとしている。けっこう長い道のりであろうとは思う。
ちなみに、このゲームにも原体験がある。
バトルテックセンター
西荻窪アミュージアムってゲーセン。上の方のフロアには謎の大型筐体が並ぶ異様な空間があった。22~23歳位の頃だった気がする。
日本だと西荻窪と渋谷、行ったことないけど横浜?にあって、8台くらいのコクピットが並び、「お金持ちが好き」と言って憚らない緒川たまき似のオペレータがMacを操作してゲーム管理をやってた。
日によって開催されるゲームが変わってた。わたしはバトルテックが苦手だったので、レースゲームであるレッドプラネットを主にやっていた気がする。言うまでもないが下手だった。

redditに画像貼られてた。これだ、まさにこれ。
調べてみると、バトルテックセンターってのがサービス名だったみたいだ。渋谷のやつは少し新しい機種だった記憶。
ゲーム始まるとポッドに乗り込んで、まず自分用のボタンアサインを決めるの。1分くらいしかもらえない中、アサインをミスったら終わり。
とんでもねえ数のスイッチがついてて、レーザはこれ、ミサイルは左のやつをこれで右のはこっちのボタン……ってのを手早くやらないといけない。
ペダルを踏み込みスロットルを開け、オーバーヒートにビビりながら敵の関節を狙って撃ち、外し、1ゲーム終わるとスコアシートが印刷される。オペレータからそれを受け取っては四方山話をしていたように思う。
1回5分くらいのプレイ時間で500円くらいしたはず。当時のわたしの収入とは全く釣り合わない趣味だった。
漫画家として成功しているひととか、明確にいいとこの御子息とか、遊ぶカネに困ってないですって人たちの中に混じって、謎の劣等感を抱えていた。
いまでいうと生活費を削ってまでスパチャしてる人みたいな感じだろうか。良くも悪くもこの反動で「遊ぶ金を稼げないとみじめ」って価値観が深く根ざした感覚はある。
なんか中にはアメリカまで招待されて神風みたいな二つ名もらって凱旋してくるようなひともいて、スト6でいうマスターを見上げるアイアンみたいな立ち位置で遊んでた気がする。
で、あのクソ狭い筐体の中で必死に敵を睨んでボタンを押していた過日の幻影がいまは怨念となり、お前メック下手なまま死ぬの?いいんか?と囁いてくる。
なんでホビーの原動力がいちいち怨念なのかは意味不明なんだけど、そんなわけでたまにメックゲーを買っては挫折ってのをやっているんである。
