子供の頃、一時期だけだが方眼紙を親にせがんでは熱心にドット絵を描いていた。
ファミコンのドット絵に惚れたんである。
あのまま大人になったら魑魅魍魎の棲むゲーム業界でスライムみたいになっていただろうことを考えると、まあまあ飽きっぽい性格でよかった。親も親でちょうど家計が苦しい時期だったらしいから、紙と色鉛筆でニコニコしている子供でよかったと思っていたことであろう。結局は紙がなくなったらその辺の紙に方眼をひいて色塗りしてたから、実は方眼紙すら必要ではなかった。
わりと経済的な子供だったんじゃないかと思う。
当時はそんなんだったが、まあ昨今はドット絵なんてよう描かんわな。集中力が持たない。
ゲームのビットマップがパチったもんだと居心地よくない
そのようなゲームを作りたいのはほんとで、その一方で完成までこぎつける強い意志も公開するつもりもないんでいいんだけど、こうやって日記にスクリーンショットを貼ってなんか書くときに「あれじゃん」となるのも按配がよろしくない。なんだべな。
さしあたりよく使うチップからドット手打ちしてみようということでやってみる。
16×16マスで地形やユニットを表現するわけだが、本当に難しい。優れたファミコンソフトのキャラクターはマジで1ドットに無駄がなく、たった一個の点がときに一つ以上のものを表現しているような工夫に満ちている。ある部分では省略の美学の極北のひとつであるように思う。
自前の画像を作る
んで朝からせっせとドットを打って、いくつかのユニットだけオリジナルの画像になるように差し替えた。やっぱKing of Kingsのユニットのキュートさには及ばない。
ともかく、なんとかなるような感じでキャラを描いたので一段落。
ファイヤーエムブレムみたいにアニメーションさせたいんだけど、この手間が数倍になるわけだ。
いやーぞっとしないなあ。もうそこまでいったら仕事だもん。
逆か、仕事じゃないからコストとか考えずにやりたいこと詰め込めるんだわな。