完成に近づかない。
なんども同じサイズの板を買い、カット依頼し、家で穴を開けては失敗し、箱を組み始めては失敗し、また板を買いに行くことを繰り返している。
いっこやったミスによってそれまでの工程がすべてパーになり、最初から。
いきなりアケコン作ろうとしないで、なんか習作をやるべきだった。
あたしは何かにつけこのパターンが多い。

というわけで、何度目かの箱を組んでいる。
作るたびに新しい失敗があり、見落としと気付きがあり、新たな手順が発生する。
ただの木の箱を作るだけだ。
しかし難しい。モノの作りというものを理解していない人がやるとこうなるのか。

枠と底板

枠を組む際にL字型の部品を2つ作っていたけれど、コの字型の部品を作ったあとで最後の辺をつけるほうがいいかも。2個のコーナークランプを使っているので直角は出るが、接合面がずれていたりしている。
広い木の板に押し付けて狂わないようにしたらいいか。

底板をきちんとハメ込むことに、特に苦労している。
これは4個目くらいの箱枠。枠に小さな木片を貼り付けている。本来は枠と底板の接着の助けとするべくつけている補強部品だが、こいつが底板より先に接着されることにより、底板を正確にハメ込むストッパーになる(はず)という気づきを得た。

材料の選択に制限がある。

行きつけのホムセンに置いている木材のうち、アケコンの「壁」として使える30mm前後の木材の選択肢はそれほどない。カットしてもらえるじゃんと思いきや、基本的には50mm以上からしかカットしないよと言われている。こないだは知らずに頼んでしまい、親切にも32mmで切り出してくれたけれども。ちなみにその時の木材は組み立て段階で色々失敗しゴミになった。

底板も同様で、薄く軽い板はなかなかない。今回使っているヒノキ(かなり反る)、もう使わないと決めた栂(ただし狂いが少なそうであれば、仕上げの方法いかんによっては登場もありうる)が基本的には選択肢になる。
これ以外だと合板か、MDFになってしまう。MDFは湿気に弱いというが、どのくらいなんだろうか。腿の上においてるくらいは大丈夫だろうか。
カルトナージュ(ほんとは紙の箱にやる細工だが)でなにかテクスチャを貼ってしまうなら、MDFでもなんでもいいなと思い始めてはいる。

MDFで諸々片付いちゃうなら、側板もすべてMDFにできる。

底板がつきさえすれば仕上げをして塗装して丁番つけて終わり。
とかいうナメた見通しが、手前の作業を雑にさせているんじゃないかという疑惑がある。

天板

天板なんてドリルで穴開けて終わりだから余裕でしょう、と思っていた。
ドリルが難しい。まっすぐドリルを下ろすことはできているが、正確な場所にドリルを下ろすことができていない。
ドリルスタンドはイイものなんだが、台にゴムのブッシュがついていて、押し付けた際に潰れることで角度に狂いが出ている。ドリルスタンドの土台を作ってやらないと解決しそうにない。
また、肝心の24mmホールソーが速攻でナマクラになってしまった。おそらく使い方が悪い。刃に小さな欠けも見られる。追加でドリルを買うことになった。

ドリルスタンドの問題

押し付けた際に角度が狂うことは上で書いた。
他にもいろいろある。勝手に落ちないように、シャフトにはバネがついていて、押し下げる際の抵抗になっている。便利な機構だが、あまりに硬い木を相手にするときは疲労も尋常でない。

穴あけをする木のひとつが天板のアカシアなんだが、白太(しらた)の部分はともかく赤身が硬い。重量を支えるために樹脂を含むので当然ってところだが、穴あけをするところが赤身である場合は(ホールソーがいかれ始めているので)大変な苦労を伴う。
木が硬いのにバネも固くて、全身の力を込めてドリルを下ろすようなことになってしまっている。たぶんこの使い方がそもそもあってない。
これを書いているのは水曜だが、日曜にやった作業のせいでいまも両肩から先が筋肉痛だ。

レバーやハンドルでドリルをおろしていくような仕掛けがほしい。しかしボール盤などを持ちたいとは思えない。
で、ボール盤的なものを作っている人がよくいるっぽいので、そのへん参考にこんど作ってみようと思っている。

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