前まではそんなの上級者になってから着手するよと言ってたんだけど、どうもそういう基礎の基礎みたいなとこがしっかりしてると戦い方まるで変わりそうということがわかってきた。
対空するよねとか投げ抜けするよねとかと同様に全キャラ共通の仕組みなので、むしろこれは無視するのが悪手だった。
確認しないくせがついちゃってるとこにこれをインストールするのはけっこうな苦労をしそう。
そもそも、ララが気に入ってた理由はこのへんにあった。
曰く小ボルトをガードされても-2Fで致命的なことじゃないとか、ヒット確認の重要度は高くないです、とか。そういう言説を見て素直に信じていた。
そのほうが楽だし、信じたい話だったので。
ただ、できたらできたでめちゃめちゃよい。
まあわかる。
ただあたしの脳内の小3が納得してくれるかが問題だ。
問題だった。
自身を苛むカッコ悪い現実
対戦は基本的には負けが続いている。
「おーお、だいぶ下手っぽい人だなー」
と感じた相手に負ける。動画勢あるあるだと思うけど、ナメて負けるのはさすがに弁明のしようがない。
配信なんかで上手な人の対戦を見て、目だけ肥えてるんだろうなと感じている。
ダサすぎて死にそう。
今まで自分は負けて凹んでいると思ってたが、そういうことじゃなかった。何に落ち込んでるのかを分解していった底に転がっていたのは、いろいろなことに背を向けただ運任せで勝とうとしている自分に対して嫌気が差していたのだった。
ここにいたくない。なんとかしたい。
取ったターンが秒で終わる問題
対戦すると大きめの有利フレームとか、たまたまブッパが当たってこっちのターンとかを得られることがある。
さあここからだ、頑張ろうからのよくある風景。
- 中P2中Pを手癖で押し、2中Pはカウンター時しかつながらないのでガード、手癖のリニア(→コマ投げの予定)を止められてターンエンド
- 同じく手癖の中段もだいたいみなさん落とすか立つかなさる。ガード時-7Fで確反、仮にあたっても有利フレームない
- ヒット確認してないので運任せに中ボルトを入れたガード、-6F、確反
あっちの攻撃はめちゃくちゃ痛いのにこっちの攻撃は全然痛くない。
あっち:トビからコンボ、300
こっち:中Pで終わって60、もしくはコマ投げ入れてせいぜい170
この差。これは勝てる理由がない。
ジャンケンポンの投げ(120)・中コマ投げ(170)しかまともに機能しない。有利な状況で何したらいいかが定まってないしオプションも貧しい。
勝てたなーと感じるときってだいたいララ知らなそうな人相手のときが大半だった。いい勝負だなーということはあまりない。
下手すると負けてるのにあちらから連戦拒否なんてことも多い。
ここにきて、運任せのぶっぱばかりでつまんねーやつだと思われている可能性に気づき始めた。
自分のターンの期待値を上げるために
必要なことはヒット確認です終わり。そういう日記です。
いまシルバーだけど、これはシルバー上がってからランクマやらずにカジュアルだけやってるからであって、実力的にはブロンズ。
ブロンズでもうヒット確認とかいるの?って感情も小さくはない。
しかし、こっちがそんな感情であろうとあっちはやってくるのです。こちらも同じ武器を持たないと戦えない。
2大P確認>中ボルト
最初は、2大P確認>中ボルトの練習から始めた。
できるわけねえと思っていたしいまでも精度はひどいが、できることがたまにある。いままでエイヤで放っていた2大P>中ボルトを、ガード時-6Fの確反を、自分の意志で避けることができるメリットが確かにある。
スタンゲージで確認する派がいることは知っていた。キャラから目をそらして確認なんて無理でしょと思っていた。
ヒットエフェクトでの確認の精度があまりにも出ないので、物は試しにとスタン値のゲージだけを見て試すと、ヒットエフェクト確認に比べたら遥かに命中率が上がった。
このコンボの悩みは大ボルトに化けて空飛ぶこと。
コアコパ確認>小ボルト
2大Pの精度も出ないまま、次にコアコパ確認>小ボルトの練習をする。これは思ったよりはいける。いけるが、コアコパ小ボルトの「コア」を実戦で当ててるケースがなくて、これどう使うんですかという点もテーマになっている。
前ステコアコパとか練習してんだけど、見え見えっぽくて止められている。もしくは、前ステするような距離とらせてもらえないとか。
中足確認>小ボルト
さらに難関、中足確認>小ボルトの練習。
単発確認なんて無理っすよと思うし、今でも思っている。なによ15Fて。
1Fが0.01666…秒、15Fで約0.25秒。当たったかどうかを即座に判断しヒットのときはボタンを押すまでが0.25秒。
プロの皆さんはこれが14までならいけるとか11は無理だとか、0.01666…秒単位の「できる」「できない」を話したりしている。超人だと思う。
ともかくこいつも、やってりゃいつかやれるようになるのだったらやろうということで着手。
無理。当たる当たらないを予想してボタンを押しちゃってる。確認じゃなくて予想しちゃっている。
んで”ヒット予想小ボルト”があまりにも多く寒いあまり、たまたま確認してボタンを押せたときも「予想で押したんじゃないの?」という疑念がこびりついて消えない。
疑心暗鬼。
ただ、うまくブレーキを掛けられた時やヒットする小ボルトを打てたときの喜びはかなり大きい。
「運任せじゃなく、意図してダメージを取れたんだ」という喜びです。今までがかなり異常だったんだなと思う。
ちなみに今のとこ、これに喜んで満足しちゃうのでその後の行動が貧しい。いまはいいけど。
上達を邪魔するファクター
- 確認でなく予想でボタンを押す
- 入れ込みに手が慣れていて、ついそのままボタンを押してしまう
の2点がかなり邪魔をする。悪い癖がついてしまった。
練習時の注意
あたしは頭が硬いので、静止状態で練習した動作を実戦に持っていくときに凄まじいコストがかかる。
その手前の動作も含めないといけない。
ということで、今のとこガードをランダムにし、ひたすらウロウロ動きながらやる。
たまにCPUを5くらい(4だと大抵ヒットしてしまい練習にならなかった)にし、中足確認してみよう次は2大P確認してみよう、を延々やる。確認がうまくいくことは極端に少ないにもかかわらず、ダメージを取れている実感が少しある。
副産物
画面上部にも視線を動かすことによって視界が広くなり、対空できる機会が増えた。
ふだんはジャンプの放物線が中央を超え下降し始めた頃に気づくものだから、そこから何しよう中P押そう押した間に合わない被弾で死んでいたのが、下降前に気づいてることがあると感じている。
必死にキャラを凝視する羽目になり、もともと厳しい対空が無理になるだろうなと思っていた。
結果は逆で、思わぬ収穫があった。
基礎を固めたい
ここでプロを引き合いに出すのもどうかと思うけど、ストーム久保の配信見てると完全初見のキャラを適当に5分触ってマッチングにでかけちゃうのね。そのうえ勝つこともある。相手ダイヤとかで。
これは単純に格ゲーマーとしての土台が堅牢だから、ウワモノが触って5分でも基本操作で戦えてしまうってことなんだろうなと思っている。