いま40~50代のおじさんは若いとき、キン肉マンから始まって格闘技ブームとかグラップラー刃牙とかを大量に浴び続けたのでいろんな格闘技の細かい話を半端に知ってるわけです。
ムエタイと空手どっちが強いの、そりゃームエタイでしょ、違うよ強い人が勝つんだよ、みたいなニワカ談義してたわけ。
肘がすごい硬くて裂傷になったりするんだってよ、サガットにはモデルがいるんだよ、なんて。
ハンバーガー食いながらね。懐。

ムエタイとかキックボクシングって最強格扱いになってる空気があったのは確かで、故にちょっと特別視されがちなんですよ。その亡霊というか残滓は今でもそこらの空気に残っていて、終生ニワカはその影響から逃れて生きられない。
サガット?ばっかおめームエタイの帝王なんだからチョー強いんだよ。たりめーだろニー食らわすぞ。
※SF5では不遇でしたね。

で、サガットのPVでたじゃないすか。
カプコンは昔からPVが異様に上手く、どんなつまんないものも面白そうに見せる技術がある会社です。よって、あのPVから受け取る最も重要な情報は「何を映してなかったか」になるわけですが、中足ラッシュがないだろうこと、歩くシーンが全く無いので恐ろしく遅いんだろう、ってことしかわかんなかった。
タイガー迅雷が話題になったしわたしも気になったけど「下段がない上中段て、単に立ってたら終わりなのでは?」ってところで思考が詰まってしまい、よく分かってない。
追記:少し分かった。タイガーネクサスからのマイト(中段)と、しゃがみにヒットしないグリード(上段)が択になっとるわけだ。

わたしくらいのポンコツでも、後ろ歩きやバクステが遅いことは致命的な欠陥になることがわかっています。なので、あれだけ入念に見せなかったってことは相当なんでしょう。
ただまあ分かったのはそんくらい。ほかはプロがキャーキャー言ってるのを見て、とりあえず昇竜の練習するかぁ……って思いましたおわり。

いままでの通常投げが謎にポーイって放り投げるやつだったから、重さを感じさせる動作に変わってかっこよくなったなあ。
モーションは、ニワカがちょうど気づくくらいのテイストにしてあるんだよね。わたしみたいなのが得意になれちゃうような匙加減になってるんだろうなと思う。
首相撲とか肘打ちとか、膝を蹴りにいく動きとか、あちこちに「ニワカが知ってる強い技」が入ってて楽しい。うおお、本格的だぁーみたいな。
ムエタイの試合なんてまともに見たことないのにね。笑止。
でもまあこれゲームなんで、エンタメなんで、そういうとこで強そう楽しそうってのはとても大事。

SA3の演出中のローキックが好き

腿に食らって崩れる、ってシーンがある。実際の格闘技の試合でも見るやつだ。
こんなとここんな威力で蹴りを食らったことないけど、想像をすると「立ってられないんだろうなあ」って思うじゃん。そういう塩梅がいいんだ。

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