月別アーカイブ: 2007年9月

その石には魔物が棲む

イアクシャンライ。おねーさんです。
みてきました上野は東京都美術館。
商会のユッカさんと、IRCでよく会うだーすさんとで、トプカプ宮殿の至宝展にいってきたのねん。
もう。もう。
金。金。金。金。金。金。金。金。金。金。金。金。
そして宝石宝石宝石宝石宝石宝石宝石宝石。
北部モンゴルを発祥として、アナトリアを経てかの地にまで進出した彼らが、ついに世界の覇権の一端を手にするまでに至る歴史と、絶頂であった黄金期に創られた財宝の展示でした。
水差し、たらい、香炉や香水入れ、儀礼用の剣や斧と銃、鎧にゆりかごに装飾品の数々……。
圧巻でした。恐ろしく、凄まじく、美しかった。
トルコ石、ルビー、エメラルド、ダイヤ、ペリドット、水晶。んもうそれは、あの輝きは、ねえ。ねえ。
ぱくってきちゃいましたサーセン
みてよ。
スルタンが使った、ターバンの飾りだそうな。
息を呑んだ。言葉が出なかった。これを手にして正気でいられる、スルタンという存在の器量とはいったいなんなんだろう。
真ん中にはめ込まれた、まごうことなき本物のエメラルド。実に262カラット。化け物ですよこんなの。奇跡を10000重ねた上に君臨する奇跡の石。
写真じゃなかなか分からないけれど、深みのある濃い緑。ヒビこそあれど見る者を圧倒するその存在感。エメラルドは内部に独特の傷を持つのですけれど、その傷すら美しかった。あんなエメラルドにお目通りかなう日が来るとは、夢にも思ってなかった。
あたしたちがすったのはげたのとやっているこの時代はスレイマン1世(在位1520年-1566年:wikipediaより)の時代にだいたい当たるわけですが、これだけの富を世界中から集めることができた大帝国の、形容しがたい豊かさの片鱗を見た気がしました。
こういった財宝を目にすることができるのはすごく幸せなこと。
だけど、その一方で少し寂しくもあるのね。
こういった、頂点に立つものだけが持ち得た数々が、いまは美術館の所蔵品として収まり、ふさわしい主人に使われることが、もう二度とないのだなと思うとね。
スルタンやその妻達を飾ってこそ、これらは価値があったのではないか。
市井に降りてきて、みんなが見られるようになっていながら、誰も手を触れることは許されない。鋳つぶして再生するわけでもなく、ただ過去の栄華を物語る資料としての余生だけが待っているなんてね。
なんと虚しいのだろうと。
3人でこりゃすげえなんていいながら、実に3時間近くも美術館で展示を眺めたあと、渋谷でトルコ料理をいただいて帰ってきました。
いやー。
こういうのありかー!なんて驚きの料理も交えながらだったのですけど、とてもおいしかったなり。これはOFFでつかってもよさそうー。
因縁のムサカもいただきました。こりゃうまい。うまいよ。サモサもおいしかったー。
3人でひとしきりいろんな話をながら、さきほど解散して帰ってきた次第。
「美術館いこうよ」「いいねえ」
こういうやりとりを普通にできるDOLって、あたし的には素晴らしい世界なのだわ。ふつうないわ。
#あとね、象眼細工も素晴らしいのがたくさん。コーランの書見台ってのが素晴らしかった。象牙と黒檀でつくられた、それはそれは見事なものでございました。
#展示の中のパネルで面白かったのが、
「スルタンは失業したときに備えて手に職をつけるのが習いであった」
って一文。吹いちゃったよ。
コンスタンティノープルを陥落せしめたメフメト二世は庭師の技能、大帝スレイマンは金銀細工師の技能を持っていたそうな。
失業にも備えるなんて世知辛いなぁなんて眺めていたら、
だーすさん曰く「やっぱり色々つらいんだよ」。
なるほど……。
#この展示の実現に尽力されたスタッフの方々と、これだけの品々の貸与を許可してくださったトルコの方々には感謝してもしきれません。この展示は一生忘れられないと思う。

俺は1%理論

「SFの90%はがらくた(crap)だね。」
スタージョンはこう切り返した。
「どんなものでも90%はがらくたです。」
スタージョンの法則:Wikipediaより)
おねーさんです。
なにが理論だというのは確かなんですけどまあいいじゃないの。
成功率が限りなく低い、傍目には低いどころか0%というものでも、当事者にしてみるとなぜか自信に満ちた表情でレミングのダイブのごとき邁進をしている。
よく見かけます。
なんでそんなことに気づけないの、なんでそれだけ特別扱いの判断なの、みたいな。
そんなはずはない、俺はやれる、と信じて赴く道というのはたしかに一種のかっこよさとか陶酔感みたいなものをもたらす場合があるのは確かです。
中二病もあるいみこの一種だとあたしは思っています。
俺に限って邪眼もっててすげえみたいな。あんのか?
あたし生き方は楽観的なんですが状況に対する態度はわりと悲観的な方でありまして、こういう殉教者みたいな人を見かけると、あら、ここにも難儀な生き方をわざわざ選ぶ人がいるのねなんて観察していたりします。
観察してるだけだと、訪れるべくして訪れた悲劇(場合によって喜劇)の際、なぜ力を貸さなかったんだと変な怒られ方をすることになるので、逃げる準備くらいはしています。
ちなみにだいたい捕まります。逃げ遅れるわけです。
ないのです。
99%ダメなものはダメなのです。
今回に限って成功するとか、俺に限って成功すると言うことはないのです。
うわーこう書くと厭世者のたたずまい。ネガだ。うう。
「なぜならこれだけの準備をしてきたからだ!」
「なぜならあのころとは時世が変わっているからだ!」
「なぜなら今まで失敗したやつは無能だったからだ!」
なんでそんなに今回を、自分を、特別視できるのでしょう。
ロトの勇者とかならわかりますよ。おそらく竜王の討伐率90%くらい行ってるでしょう。
でもあんた勇者じゃないんだから。仮にあなたが勇者で、がんばってレベル上げたとするよね。
そのあいだ竜王がずーっと椅子で座ってると仮定するわけ?
イオナズンの練習くらいはしてるかもしれないよ?
自分は特別で、自分だけ進化をしていて、他の進化スピードを遥かに追い越していたなんてうことが、今回に限って発生するのでしょうか。
そこまでの才覚を持っていながら、なんであなたはここにいるのですか?
こういうケースの最後はだいたい決まっています。
俺の準備と努力は十分だったが、周りが非協力的だった
俺の準備と努力は十分だったが、時代が俺に追いついてこなかった
俺の準備と努力は十分だったが、客がバカで理解できなかった
等々。
自分に対する評価を適切にできていないというのはさておき、
周りを協力的にできないとか、
時代を読めないとか、
客がバカであることを知らない
という時点で、準備も努力も十分ではないんですよね。
※客がバカであるの意味はそのうち書きます。怒んない怒んない。
あーいるいるwとか言ってる自分が、ある時に限ってこういう判断をすることはあるのです。
他人を笑ってばかりもいられない、危険なトラップ。
ほら、誰か好きになったときとか、けっこうこういうのあったりしましたでしょ。
なんか超ラッキーな展開があってムフフみたいな。
ね。なかったよねムフフな展開。
友達が「ねーよwwwwwww」って言ってたのに、砕け散りましたよね。
それが99%だからです。
正確に言うと100%ですがそれだと本宮ひろしがマンガ書けなくなるので99ということになっています。
蛇足ながら。
あたしみたいな目線の人ばかりでは、世の中が超つまんなくなることは確かなのです。
いわば殉教者さんは(多大な迷惑をばらまくことがあるにしても)台風のようなもので、つまんなくなりがちな世間を撹拌する役目を負っているのかもしれません。
そしてその番は、気づかぬうちに行われているハンカチ落としのように、自分のところにも回ってくるものだったりいたします。
くわばらくわばら。
ねーよwwwwって言っていた自分が、いつのまにか他の自分になっていたりしませんか?

ちょっとあなた

サルベージはじめました。
で、東地中海でのこと。
目標の近くに来ると、副官が色々喋るんですね。
PFで起きろとか言われちゃったり散々の船長さんですが、サルベージでは果たして。
副官のかれんさん。ジャカルタで拾ってきました
このへんかー
あれ?
おまえいまなんつった。
職業が
カレンさん、あとでお話があります。
今後のご契約に関して^^

なぜ嫌いなもののことをわざわざ説くのか

おねーさんです。
たまに見かけるのですけど、
「俺は○○のあれがこうでああで気に入らない云々」
「私はちょっとあの○○は納得いかないんだけどさー特にあの云々」
ごくろうさまです。
現代人は忙しいと言うけれど、忙しい割には、わざわざ嫌いなものに言及してわーわーやって時間使っているように見えます。みんながみんなじゃないけど、目にすることは少なくない。
……忙しいんじゃなかったの?
そりゃまーたまには口をついて、
「あたしゃらっきょうはダメだどうもうまいと思えない」
くらいは言うことありますよ。でも時間にして5秒くらいですよ。ねぇ。
見てると、人によっては「なぜそれが嫌いなのか」を延々と説いてるわけ。辻説法でもやればいいのに。
死ぬまでのわずかな時間を、わざわざ嫌いなもののために費やすのはもったいなくないですか。やるなら、好きなもののことを延々と力説すればいいのに。
ニュース、週刊誌、井戸端会議にしろ給湯室会議にしろ、嫌いなものに対して注ぐパワーってすごいなと思う。ネガティブなものが好きなのかしら。あたしどっちかというと苦手なんだけど。
あたしはいつからそうなったかは覚えてないのですけれど、嫌いなものとか興味のないものに対して、わざわざ嫌いだとか興味ないとかをアピールすることがありません。言及するくらいはあるよ。でも延々と言うってのはないな。
もったいないじゃんね。もっと面白い話いっぱいあるんだし。
いいコンテンツ、っていうのは、なにもWebサイトに限って大事なわけではないと思います。そのへんの与太話でも、ネガな話よりは笑える話の方がいい。
もちろん、あたしが面白い話題満載の人で、常時人を笑わせて生きてるんですよなんてことはないのですけど、同じ時間使って話すなら、楽しい方が好きだなあ。
あ、つまんない話は別ですよ。
必要な話に限って、つまんなかったりしますしね。
#そんなことはねーおまえも十分愚痴言ってるだろうという場合は都度ご指摘を(-_-;

作り手と使い手との距離

おねーさんですはろー
お仕事やってて感じたことメモ。
作るからにはいいものを作る、これは当たり前。
提供するからにはいいサービスを、これもそう。
だから、今作っているモノがとてもいいもので、みんな喜んで使ってくれる。
ハイ。
「だから」でつないじゃだめな文。そんな保証はどこにもない。
テキストで読めば「ハァ?」って思うような当たり前のことが、なぜか世間ではまかり通る(けっこうあるよねターゲット見失ってる製品やサービスって)。
こんなくだらないことを書くきっかけをくれたのは、先日職場でやったミーティングでした。
今あるサービスを使いやすくした新バージョン作ろうぜ、ここまではいいよね(いまそういう仕事しています)。
方針や仕様の話がだいぶ煮詰まってくると、そのうちリーダーさんはおかしなことを言い始めるようになりました。
相手「既存の全ユーザも、こっちの新しいほうを自動的に使うようにしたいんだけど」
あたし「……なにいってんすか?」
みたいな。
何でそんなことを考えるようになったのか聞いてみる。
相手「新しい方がいいんだから、そっち使ってもらう方がいい」
あたし「ユーザの中には”前の方がいい”って思う人もいるでしょう。こういうのは選択してもらうべきで、押しつけるモノではありません」
相手「なんで?よりいいものを提供するんだからそっち優先で出すべきですよ」
あたし「いいものという確証はどこにもないでしょう」
相手「いいものじゃないなら作る意味ないじゃん」
あたし「そういう意味ではなく、どちらを好むかは人によって違うのです。我々がいいと思うかどうかは関係ありません。」
ちょっとこのときは空気固くなってしまって参りました。あたしまだ未熟者なんだわ。
使う人がいてのサービス。
よければ使ってね、きにいってくれると嬉しいんだけどな、くらいの出し方の方が、共感や好感はともかく違和感や嫌悪感を与えることは少ないのではないかなと思っています。
そのくらいの腰の低さでそっと出してみて、
「ん、まあいいんじゃないの使ってやらないこともないよ」
くらいが実のところ100点なのではないかなというような。
逆に、
「たしかに悪くないけど、やりかたが気に入らない」
なんて思われたらもう立つ瀬がない。
あたしがもともと、どーんと出されるとドン引きするタイプでありまして、すっごいいいから!とか力説されると萎えるのね。
うっさいなー、いいか悪いかなんて自分で決めるよ、ほっといてよって。
おそらく前出の彼も、普段はそうなのだと思うのね。
このことばっかりウンウン考えている間に、バランスみたいなものを見失っていくのかもしれないなと思う。
他のことなら「自分で決めるよ」なのに、自分が作るものは「みんな気に入るに決まってる」。
落ちやすい穴なんだろう、きっと。

Bushism

yahoo!のニュースでBushismの話題が出てた。OPECとAPEC間違えたって。
なんかもう驚かなくなってきました。
パックスアメリカーナ推進中のバカ殿をおっかけしてるヒトのページを見つけたのでご紹介。
ジョージのブログ (by Fugafuga Lab.)
エッジが利いてて面白い。
きんきょう:
phpフレームワークのsymfonyをつかうことになり勉強中。JavaScriptも。うう。
造船マシン(この表現はどうかと思うが)にXamppいれてsymfonyいれて、ってやっています。Linux入ってるノートがあるのですけどね、勝手がわかんないので何度目かの再放置。
ついでにRuby。Windows版のmod_rubyはもう配布してないらしい?キー
じゃあいいもんということでPython。脈絡なくなってきました。
ぱっと見た感じの印象でしかないけど、Ruby界隈ってWindowsにはあんまり目が向いてない様な気がする。
教えてくんフィルターにはいいかもだけど、phpほどには「つかってみてよ!」って姿勢はなさそうだなあ。
#あたしはコードをWindowsで書くのでこういったあたりでこけると痛いです
#半端者ですいません。

そろそろ帰還

ぶえなすのーちぇす。おねーさんです。
だいぶ長い間放置してましたけれど、今週水曜をもってMHFから撤退いたします。
DOL本腰入れるわよー!
というわけでまたこの日記も更新していくようになりますので、またご愛顧のほどを。
サルベージが楽しみなのだわー

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