買うのは楽

使い続けるのはメンテが大変だし面倒。
捨てるのは億劫だし気が重い。

それを買う前に、クリックしちゃう前に考えたい。
買うには、クリックしてカード番号を入れればいい。指さえ動けばいい。
メンテは小まめにやらないといけないし、使い続けてあげないといけない。
捨てるときは、集積所まで持って行く。ビニールに入れ、曜日を選び、時には有料のシールを貼って所定の場所に置いたりする。

飽きて放置したり捨てたりしない、きっと気に入ると根拠もなく思い込んでポンポン買い物をしている人は多いし、あたしもそういう買い物をよくしてしまう。
買うという行動に快感が伴ってるんだろう。
お金を払って快感を得て、本当は要りもしない道具や服を買う行動は、見栄や虚栄心やニセモノの幸福感を求めて、綺麗なおねーちゃん(orイケメンのおにーちゃん)のいるお店で酒を呑むのと似ている気がする。もっとも、あっちはメンテも廃棄も必要ないから、そういった意味だけでいえば手離れはよさそうだ。
購入前にコレに気づき、購入ボタンを押さずにブラウザを閉じることがある。
本当に必要な物が、カゴに入っている何かなのか、買ったという満足感なのか、手に入れたという所有欲なのかは、見極められるようになっておきたい。

あたし自身は上に挙げたような店で酒を呑むのがひどく嫌いだ。だからそういったお金の使い方はしないが、例えばAmazonなんかで、読みもしない本をポンと買うことはやってしまう。小説ならまだいいが、技術書でこれをやるのが悪い癖だなと感じている。
買った時点でその技術の劣化・陳腐化は進んでいるのに、素早く吸収しなければいけない性質のものなのに、買ったことで満足して放置してしまう。
この場合は、「その気になればいつでも読める状態」に自分を置くことが、いつの間にか目的になってしまっている。

明確に必要ですぐ注文しなければならない時を除いて、あたしは買い物カゴに商品を入れたあとで数日放置することにしている。
冷静になるまで待つ。
通販で買おうというもので、今すぐ必要なものなんてない。今すぐ必要なら実店舗に行くわけだから。
なので心が騒がしくなくなるまで待って、ほんとうに必要かどうか考えて、それから購入ボタンを押す。
呆れた話だが、欲しいとは思うけど今じゃなくてもいい商品が、Amazonの買い物カゴにはたくさん入っている。定期的に整理するが、それでも商品の点数にして100を切ることはまずない。
既に5年以上、カゴに入りっぱなしの本なんかもある。あの本を買う日はこないかもしれない。
欲しいと思うものはたくさんあるけど、必要な物ってそんなにはないのかなと思う。

有料のシールなんか貼らないよ、そのへんにこっそり捨てるよという人がいるかもしれない。
疑う余地もなくクズです。きっとペットやお子さんも、そのように扱う方なのでしょう。誰かにそうやって捨てられてみたらいい。
買うのは商品だけじゃなくて責任もなんですよ。
買ったら、ちゃんと使う、ちゃんと捨てる。
お買い物の時には都合のいい場面だけを想像しがちだけど、そうじゃないよということをあらためて考えたい。


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