あたくしにとって重要なキーワードの一つが「未来」です。
わーなんだか生きてるうちにお目にかかれそうもないものが出てきた、これは未来が来た、SFだすげえというような、ハイテクのイロイロがすごく好きです。
新幹線、ステルスや無人の航空機、コンピュータやCG、電子音、レーザーとか、ミクロやマクロの世界の新発見とか、LEDとか、そらもうジャンルは選ばず色々です。
たださすがに、手元にステルス機を置いとくわけにも行かず、宇宙はすぐそばにありながら遠いので、生活圏にフォーカスできるアイテムのあれこれを探したりということをたまにします。
GriffinのPower MateRazor Nostromoなんかも、そういった一環の、LEDって未来だかっこいい的なアレで好きなわけです。Power Mateは初期型+Windows8じゃ動かないので置物になりましたが、机の上にはおいてあります。夢の跡です。

いつのまにか未来が来てました。それも2つ。
PCの操作をSFっぽくやっちゃうアイテムが、それぞれ違うアプローチでデザインされています。
久々に血が騒ぐデバイス!

Leap Motion

Leap Motion社からリリースされているLeap Motion Controller

手と指の動きをカメラでキャプチャして、操作とヒモ付けをする仕掛け。
それKinectじゃんと言いそうになるのはわかる。わかるよ、騙されたと思ってデモ見てよ。精度と感度が桁違いなのがわかります。
おまけにこいつは設置コストの小ささが素晴らしい。USBケーブルで繋いで、手元にポンと置けば終わりなの。実際の利用シーンで、いったん設定したあとの微調整が発生したりしなければ、こいつは非常にコンパクトで素晴らしい操作を提供してくれそうだと期待します。

Kinectとはそもそも目指す方向が違う点は、ムービー見れば分かるとは思います。カメラが認識する空間はKinectよりも遥かに小さく、20センチ立方くらいの空間であるとのこと。大げさな身振り手振りはいらないんだという場合、十分な仕様だと思われます。

キーボードからちょっと手を上げて、指をひょいと動かすと、紐付けたアプリが起動する。
音量調節を紐付けといてするする調整する。
SKYRIMみたいな単純な操作系のゲームは、紐付けたら面白そうだね。マウスで周りを見渡すのとか面倒だったので、そういう操作を置き換えたらはかどるかなーと考えます。

お値段、$79.99。2013年5月からの出荷で、予約受付中。

MYO

Thalmic Labs社は別の手段で未来を提供しようとしています。

What are the specifications?
The MYO uses Bluetooth 4.0 Low Energy to communicate with the devices it is paired with. It features on-board, rechargeable Lithium-Ion batteries, and an ARM processor. The MYO is outfitted with Thalmic’s proprietary muscle activity sensors. It also features a 6-axis inertial measurement unit.

Leapがわりとシンプルなアプローチをしているのに対して、こっちはだいぶ複雑な機構を備えているようです。
輪っかを腕にはめ、筋肉の動きを検知して、操作をヒモ付ける仕掛けを提供するというもの。また、6軸慣性センサも内蔵しているようです。当然ワイヤレスになるので、BlueToothでの接続になります。

筋肉の動きを検知ってすごいな。
ちなみにMYOのサイトを見に行ったあとは、あなたの環境がMYOの「お前もジェダイになれるぜヒーハー(超訳)」的なバナー広告に塗り替わりますので注意したい。

こちらはお値段$149で予約受付中。

マン-マシンI/Fの夜明け再び?

いやーおねーさんしばらくノーチェックで、こういうの出てること知らなかったよ。
もうだいぶ前のコトのように思いますがKinectWiiのヌンチャクあたりで、マン-マシン・インタフェースの新機軸というか、機運みたいなものが形成されていったように感じます。
#ああいった技術はもっと昔からあったけど、一般の人のところにまで降りてきたねってコトね
が、据え置きゲーム機をすっかり触らなくなった我が家では、XboxにしろWiiにしろ、買う意欲の持てない商品だったりするものですからピンとこないでおりました。ゲームで剣を振り下ろすのにコントローラ降ってたら体力持たないよ。そのぶん、ちょっとした時間でやるにはいいんだろうけど。
あたしのゲームに対する態度が、Wiiとかの市場とマッチしてないんだな。

こんなの何に使うの?

って人がほとんどで、そういうのを考えたりするのがあたしの仕事で趣味なわけ。お金にしてるわけじゃないから仕事というのは大げさだけど、プログラマやってる以上考えるだろ普通に。

冒頭で述べた、たとえばNostromoは長時間がっつり掴みこむデバイスだから、あのカタチでいい。MYOやLEAPなどとは利用シーンが衝突しない。
新しい操作系を提供するという意味で、近縁といえるのがPower Mateだと思う。買った満足感もあり、デザインも素晴らしいが、Power Mate実用上の最大の欠点は、今持っているマウスなどから手を離して、掴み直すという手順が存外に重いコストになったこと。にんげん、怠惰なんですよ。
普段、マウスやキーボードに手をおいている片手をすっと上げて、指を動かして手首をひねる。その操作だけで新しい操作を追加できるのは、けっこう低コストな試みであると思います。
腕にはめるMYOは、おそらくキーボードを叩いている最中には邪魔なシロモノになるので、プログラムを書いているとか、大まじめにMMOやってますといった時には向かない。
プレゼンでスライド操作をするなどの時が、勤め人には一番身近で、もっとも威力を発揮する利用シーンになるだろうね。デモムービーにあった、料理ガイド動画の操作をしながら料理をするシーンは、残念ながら現実味を感じない。キッチンにPCを置かないし、頻繁に手を洗うのにおっかない。
これを左右両腕にはめて新しい操作とか出来んものか。ん、それはすでにKinectか。

どっち買う?

これは愚問だ。
どちらも魅力的だし、適している利用シーンがちがう。
普段使いはLeapだろうね。オモチャとして無類に楽しそうなのはMYO。
二つ合わせて$228.9。2万ちょっとか。いい数字ですねー。

「Leap Motion & MYO」への3件のフィードバック

  1. おおお開発版いいなああ
    私はMYOは(利用シーンが思い浮かばないので)いったん見送って、LEAPだけ購入予定です。
    今月下旬にShipだよーとメール来てたので、待ち遠しいです
    って、リンク先ちょこっと拝見しましたが、LEAPとかで事業されちゃう感じですか!

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