お客さんはバカなのである

タイトルだけ見るとものすごく挑発的なタイトルですが、中身は穏やかにいきます。
おねーさんです。
ちなみに備忘なのでいつも通り自分用の記事です。
一般に商品開発とか検討をやるときというのは、ある程度まとまった時間を、その思考や検証のために延々と費やすことになります。
そりゃそうですよね。どうやったらいいものになるか、どうやったらターゲットに受け入れてもらえるか、考えますもんね。
もっと便利に、もっと高機能に、もっともっともっと。
で。
いざ発売・リリースとかの頃、担当者さんはどうなるかというと、一応世界一その商品に詳しい人になっています(いるはず)。
検討に検討を、議論に議論を重ねたわけです。あまたの選択肢や制約の中から「これだ!」というひとつを選んで進むわけです。
誰よりもその商品の良さ(っていうのは場合にもよるか)を知っていておかしくない。
……ここで足元をよく見ていないと、変なことで怒ることになったりもいたします。
お客さんはそれに対して別に思い入れなんてないし、隅々まで良さを知ってるわけでもない。上辺の印象で、おおまかに買うか買わないかを決める。
みたいな。
うわー当たり前のことをえらそうに書いてバカみたいだよー
いやバカなんだけどそれは横に置いておきたいのよー
「何で伝わらないんだろう。こんなにいい物できたのに」
担当者さん、終電ですよ。
売り方が悪いとかあるかもしれないけれど、お客さんはあなたほど商品のことを知らないんですよ。また、知ろうとする生き物ではないんです。
そしてそれは知らせて分かってもらう類のものではなかったりもするんですよ。
細かいことには気づいてくれないし、ましてや気の利いた機能なんかのっけてたって使わない人がほとんどだし、そのくせ妙なところで「ここ気に入らない」とかblogに書いてくれるんです。
「これ半年使ってるけどさ、この機能いまさら気づいたわ。まじべんりーまじでー」
半年後かよ!いいえ、そういうものなのです。
iPod。
未曾有の販売台数を誇るデジものの怪物です。いまやウォークマンなどという単語は昔日のものと成り果てました。哀れソニー。さらばソニー。
で、iPodをですよ、優れた操作性とか大容量とかあれやこれや、そんなコトを気にして買ったのは全体の何パーセントだったでしょう。
ほとんどの人(あたしを含む)は、白くてかわいくてオシャレ、ボタン少なくて使うの簡単そう、そんなとこですよ購買理由。
Appleは第一印象(だけとは言わないけど)で勝利できることをよく知っている企業ですね。
逆に「ドコモに移転ゼロ」なんてみょうちくりんなキャンペーン張ってるDocomoさんみてくださいよ。あんな自虐的な販促生まれてはじめてみたわ。
なんか色々できるっぽいけど、わぁそれってすごい!とかオシャレ!とか思った人がどれくらいいましたかね。
安いっす、とか、おしゃれっす、とか、いわゆるキャッチーな部分でしか、たいていの人は見てくれないのです。
機械がかっこいいとかね。
そういう人達に物を売ろうとしていたのに、自分だけが詳しくなっちゃったもんだから、詳しくない人の気持ちを忘れちゃったのね。
物を売る売らないとかだけじゃなく、たとえば自分よりなにかに詳しくない人を見下す傾向があるケースなんかも、これの仲間なんじゃないかしら。
なんてことを考えたりする日もあるのでございました。
同時にいろんな視点を得るのは、とても難しいのね。でも同時にソレはやり方があって、やり方を知っている人には大変なことではないのね。
やり方というか、それって生き方なのではないかなあとか思ったりもするのですけれど。


お客さんはバカなのである」への2件のフィードバック

  1. schaft

    あ、イライラして書いたとかじゃないからw!
    きっとこういう視点を忘れる日が来るだろうなーと思って、未来の自分宛に書いてるのでしたw

    返信

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