お仕事ですこし、Xoopsをさわりました。
大規模サイトがかんたんに作れちゃうよみたいな触れ込みで、わりとポピュラーなスクリプトなのです。書籍もいろいろ出ていて、頼りにする人も多いみたい。
えーそんなのいじるのー大変そー
うん。
めちゃくちゃ大変でした。
コアファイルはほぼ手を付けずにすませましたが、モジュールいくつかを新規に作って、従来あるモジュールをいくつかカスタマイズ。
……だったのですけど、手を付ける前に思っていたのとはまったく違うベクトルでの苦労を強いられたのでした。
コード規約とかポリシーとか、ないのかな。
好き放題、とりあえず動きますし的な作り。
それぞれのモジュール(どころか、わりと中心ファイルにいたるまで)書き口がてんでばらばら。あちこちでぐろーばるぐろーばるぐろーばる。循環参照かと思うような多重呼び出しの果てにあるちんまい関数。
誰かがひどい書き方をしたソースの一部を流用して作られた、悪循環の申し子みたいなスクリプトの山。
ナニコレw
お仕事で一緒だった人々は口を揃えてこういいましたとさ。
「お客さんの要望で使うことになったけど、これスクラッチのほうがよっぽどいいね・・・」
よくあるよくある。
ソースの品質をちゃんと分かってる人が、自分で手を入れることを前提で使うものなのね、きっと。
品質はともあれ、あの分量のコードを(作ったのは一人ではないけど)書いたこと自体は偉いと思います。
ただ、個人的には、必要があっても使おうとは思わなくなりました。
奥さん、これをレンタルサーバとかで「かんたんに使えます!」なんて宣伝してる会社がたくさんあるのよ。うわぁ。
公式のBBSみてみれば、結局個々人が「ハック」とか称して手を入れてる。しちじゅうに。
バージョンが上がったら差分とって毎度直すの?
そういうもんだよっていうならそうなんだろうけど。
見かけ上かんたんに始められるだけで、よくわからんで使うにはあまりにも危険だよ。
とかいいつつNucleus半端な状態で使ってたりするあたくしなのでした。
だって暇が。

カテゴリー: PHP

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