しょうもない私事ですけど。
去年の11月に税務調査ってのを喰らったわけ。
わたしは数年分さかのぼった、合算すると笑えない金額を国に納める羽目になった。まじで笑えない。とんでもない数の支払い用紙が届いた。
知りませんでしたじゃ済まないから仕方ない。そうだよわたしが悪い。
で、もうあんな苦痛は嫌だと思い、現在進行中の確定申告を正常化させることに心血を注いでいる。
金はいい。いやよくないけど、とにかく一連の出来事が全部終わるまでのプロセスはひたすら、ただただ不愉快なものだった。ほんものの「おもんない」だった。
Claude
しかしだ。その絡みに絡んじゃった現状をまずまともにしないといけない。
それはあまりにも気が遠くなるような話で、着手する気に慣れなかった。簡単に直りそうでやり方わかるならとっくにやってるのよ。
いい、もう。AIに訊いたらなんかでてくんだろ。
で、でたー。流行りのAIー。なんか渡して全自動でホニャララみたいなやつー?
ではない。
Sonnet4.5と数日間ずーーーっと話していた。会話のログの長さが何メートルになってるか分からん。FPSのプロとかじゃないとスクロールバー掴めないと思う。
まず自分に会計知識がないこと、プログラマで在庫とかがない仕事だよとか、Freeeを何年も使ってて、おかしな数字が積み上がって意味わからなくなってる点を伝えた。
総勘定元帳を片っ端からアップロードし、何がおかしいのかをみてくれと頼んだ。
未払金マイナス1,461万円
もう、ぜんぜんわかんない。そんなお金使ってないし、持ってない。
総勘定元帳を何個も投げてネチネチと解いてもらい、また自分が前から抱えていた違和感とかも伝えながら相談を進める。
とくに問題になってたのは銀行口座、クレカ、Amazonの組み合わせで、
銀行口座とクレカは問題ないんだけど、Amazon連携(クレカとかみたいに口座の一つとして連携できる)が明らかに悪さをしていた。
クレカでAmazonの買い物は計上されてるけど、口座Amazonの明細でもう一度買ったことになってしまっていた。Amazon連携切るのがいいんだけど、Amazonの明細じゃないと何を買ったかがわからない。
クレカの明細だと「マスター国内利用 MZZ AMAZON.CO.JP(カードラベル:XXXXカード ****-****-****-XXXX)」くらいしか書かれないの。これじゃ無理よ。
重複として検出してくれるんだけど全部じゃないから漏れが出る。で、これが数年ぶん積み上がってこの有様ってわけよ。
Amazonで1000円の買い物をして1000円引き落とされたときに、もう1000円買ったことになってた。そっちは引き落とされてないから未払金となって積み上がった、みたいな。

この話の正解は、クレカの明細のうちAmazonに該当するものだけを口座Amazonに振替する、ってことが本家のマニュアルにも書いてあった。知らんかった。振替とか言われても分からんので、去年のわたしが見たところでスルーしてたとは思う。
いったんこの設定をし、すでに自動で取引登録された数百件を取り消して紐づけを直した。
げんなりする。
ほんとうは振替伝票を作って、おかしな数字を打ち消すだけでもよかった。実際に、Claudeははじめ、いったん確定申告を済ますだけならそうしたら?と提案してきたが、来年も同じ作業するのは嫌だと伝えて、いったん正常に数字が繋がる道の模索をしよう、という方針で進めていった。
流石に前年繰越のバカみたいな数字だけは振替伝票で消し込んで、2025年のぶんから正常につながるようにやり直した。
知見をためる
んで資料にする。

ちょうどいろんなメモ類はmarkdownで書いてobsidianで読み書きするので、それに適した感じにしてもらう。
今年の暮が近づいたら、これを見ながら確認をしようと思う。
来月あたりにもちらっと見たほうがいいな。溜まりに溜まってから直すとしんどいしな。
刺されたやつがする話
税務署の人はねえ、すごかったよ。
悪人じゃないの。単純につまんない人だったというだけ。
帳簿なんぼでも渡すからUSBメモリもってこいと言っても、本人PCで使えないから印刷しろみたいな話しかしない。質問の回答がズレてて、同じ話を何度もする。
生涯でもこんな人に合うことはそうそうないだろうね、ってレベルのさえない、超つまんないおじさんと、全3回のべ12時間くらい一緒に過ごした。
この人が横にいる時間を避けられるならちゃんと確定申告やろう、と思えた。
税務署の役人ってこういうやつが就く仕事なんだねって偏見が生まれるくらいには強烈だったよ。
あんまり思い出して記憶を強化するのも嫌だからこのへんにしよう。
たぶんこういう話を書き、それを誰かが読むことで「私もちゃんとやろう」ってなることまでがコミコミのシナリオなんであろうとは思う。
でもきっと、あなたはちゃんとやらない。ぼくみたいに見せしめに刺されるやつは僅かだから、バイアスがかかって直さないものなんだ。
何百人かに一人がこの苦痛を味わい、どこかで茶飲み話をする未来が続くのだと思う。
もしお前が同じ問題を抱えている場合のはなし
少し役に立つことも書いておこう。
「お前」は数年後の自分をも含んでいるから。
とにかく、貸借対照表みたいなとこで数字が膨れ上がり続ける症状を持っているなら、私と同じトラブルの可能性がある。
銀行口座 ここはそのままでいい。カードの利用額とぴったり一致するから問題は起きない。
Amazon連携した場合、クレカの引き落としの項目があるならAmazonに振り替える仕分けルールを作る。このとき、AWSとか使ってる人はAmazon Web Serviceも引っかかって連れて行かれて意味わからん状態になるから気をつけるべき。できる限り完全一致でルール作る方が良い。
この設定を作らない限り、銀行・クレカ・Amazonアカウントの3者を連携した場合は、無限に未払が増えていく。絶対に設定すべき。諸悪の根源くらいのつもりで確認するべきポイント。
事業口座からプライベート口座にお金を振り込んでる場合、事業口座からでていく箇所の科目は事業主貸かなんかになる。振替にするとおかしくなる。
自動で経理のルールの見直しはしたほうがいい。わりとノリで適当なもの作って、同時にマッチしちゃう変な設定が悪さをするとかはかなりある。
前年繰越でとんでもねえ数字になっている場合、前年度の12/31付けで振替伝票を取引入力の画面から作って消し込む。やらずに年度を締めると、次回の確定申告でまた意味不明な数字の扱いに窮することになる。
Claudeでもなんでもいいから、少し賢そうなAIモデルに、総勘定元帳をCSVにしてひたすら送りつけるのが良い。一個一個を照らし合わせ、全体で何が起きているかを理解してくれる。会計士の職務の一部をAIにやってもらっている感じだ。Claudeに月額2000円払うくらいなんてことないだろ?
莫大な取引履歴をみて、おかしな紐づけがされたところを追うのは大変な手間だ。機械に分析してもらうのが当世流というものだ。
