命名に納得するくらいよく似ている 右がナツメ

ナツメヤシ(棗椰子)を買うことはあるが、ナツメ(棗)は買ったことねえ。昭和の古、ナツメという単語を聞くことは稀にあった気がする。なんのことだったかは分かんないけど、どうも調べると昔はよく植えられていた木だったみたい。ザクロみたいなもんか。
また、お茶に使う「棗」って容器もあって、こっちのことだったのかもしれない。今となってはわからない。

ナツメに馴染みがない。
遠い中東の果実はわかるのにアジアで普通に生えてる果実を知らんのでは沽券に関わる。なんの沽券?
さっそくアマゾンにて買ってみる。デーツ同様に干したものが売られていて、皮を向いてあるのとそうじゃないのとかバリエーションがなんぼかある。
見た目はよく似ているが、違いは触った瞬間にわかる。
デーツは蜜芋とか羊羹、ナツメは干しリンゴといったところ。実の組織も糖度も全く異なる。

デーツ

糖度モンスター。なんであんな木からこんな実が採れるんだと思うが、極端な乾燥地帯で水分を保持しようとしたら、こんだけの糖度が必要になるんだろう。
結実にかかる果樹の負担とんでもないだろうなあ。かなり長寿の木らしいから、タフなんだろうなあ。
ねっっっとりしてて、とにかく甘い。すこーしだけ干しブドウの風味を持つものもある(品種による)。種は簡単に離れてくれるので、発根作業はスムーズ。
朝食に摂ることがあるんだが、一粒食べると普通に満足する。ダイエットにいいかもしんない。
※わたしは種取りのついでにデーツ食べてる

ナツメ

最初の私の乾燥は「ぎゅっとして乾かした黒糖パン」。
ドライフルーツとして味わうと濃いめの干し青リンゴってところか。ヨッメは「干したいちじくみたい」って言ってたが、そういう雰囲気もある。
糖度はそんなでもなくて、故にちゃんと乾いてパサパサしている。
生で食べると青りんごのような風味らしい。きょうび、生のナツメを食べる機会なんてないから、ついでに植えてみる。
デーツのような重さはなくて、軽いおやつ感で食べられる。

ほんとは山査子を買っていた

乾燥させた山査子の実を少し前に買って、そのおまけにナツメがついてたのね。食べてみると大変に美味しい。
この実のことを何も知らないなーということで、改めてそのお店で買ったのが上の写真にあるやつ。
おまけで貰ったのは皮がむいてあるもので、こっちも美味しい。
山査子は「今の時代にわざわざ育てて食べる部類じゃないかも」って感想に落ち着いたので、栽培予定はなくなりました。
山査子は煮出すと酸味のあるお茶になる。これはこれでおいしい。

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